ケアマネージャーの独立開業は儲かるか
地域のネットワーク作り
居宅介護支援事業所は小売業と違って仕入れもありません。また、介護報酬は国保連から確実に支払われますのでキャッシュフローの観点からも安定した事業であるといえます。
問題は顧客(利用者)が安定確保できるかどうかです。入院や逝去などにより利用者数は変動しますので、それを補うために新規利用者を確保し続けなければいけません。大手法人であればなんなく集客できるかもしれませんが、開業後も同じであるとは限りません。新規利用者の確保が非常に重要なポイントであるといえます。ケアプラン作成件数も、実際には40件を維持することは至難の業でしょう。ケアマネージャー1人の平均件数が27件というデータもありますので、平均値であれば利益確保はさらに難しくなってきます。
次のページでは、ケアマネージャーの理念について考えていきます