湯田温泉とは
湯田温泉(山口県山口市)は、山口市中心部のやや西側にある温泉地です。県庁所在地である山口市の中心部にある温泉で、都会的な風景の中に突如、温泉宿が林立する区域が出現するので、温泉がある事を知らないと驚いてしまうと思います。日本には温泉が多数あるので、県庁所在地に温泉がある事自体は珍しくありませんが、県庁所在地の一角が、県を代表するような大温泉地になっているのは、他に松山市の道後温泉がある位で、極めて珍しいと言えます。
湯田温泉は歴史も古く、維新の志士が集った事で知られる宿も現存しています。今回は、山口を代表する温泉地、湯田温泉を紹介します。
湯田温泉の源泉、泉質
湯田温泉の泉質はアルカリ性単純温泉なので、基本的にはクセの無いマイルドな湯ですが、源泉によっては、ぬめりが強かったり、硫黄臭などの温泉臭を感知する場合もあります。湯田温泉の主要源泉数は7ですが、各所に多数の足湯が整備されている事からも、湯量が豊富な事が分かります。実際、湯量が不足している温泉地では、足湯が一箇所も無い事も珍しくないのです。多数ある足湯施設の中でも、「温泉舎」と呼ばれる新しい足湯では、汲み上げたばかりの源泉の様子が、ガラス窓付きの温泉タンクで確認出来る上に、飲泉所も完備しており、お勧めです。
湯田温泉では今後、屋内外に足湯3カ所を備える観光回遊拠点施設の建設が計画されており、足湯がさらに充実します。
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