猫の車嫌い、一緒にドライブする方法はある?
車嫌いな猫をドライブに慣れさせる方法とは?
もし将来、旅行に行くときなど猫も一緒に連れていきたいなぁと希望していて、まだ子ねこであれば今から訓練次第で車で一緒に外出できるようになれるかもしれません。今回は、子ねこを外出好きにする(できるかもしれない)方法をご紹介します。
※もともと警戒心が非常に強く、臆病な性格の猫の場合は、外出トレーニングが大きなストレスとなって、病気を引き起こす可能性があります。この子には向いていないなと思ったら、絶対に無理強いはしないでください。
車嫌いな猫とドライブする方法:ハーネスに馴れさせる
猫は頭が小さいので、首輪ではスルッと抜けてしまう可能性があります。子ねこの時から、ハーネスという前足を通すタイプの胴輪に馴れさせましょう。初めてハーネスをつけると、身体が硬直したようになり、まったく動けなくなってしまう猫もいますが、毎日5~10分程度装着してなじませます。ただし早く馴らそうと、長時間つけっぱなしにはしないでください。よけい嫌いになります。※将来的に問題なく連れ出せるようになっても、猫がいつ何時パニックを起こすかわからないので、外出時には必ずハーネスとリードをつけましょう。
ハーネスをつけましょう
車嫌いな猫とドライブする方法:キャリーに馴れさせる
自由に動き回れる大きなキャリーの方が、猫が楽に過ごせるかと思いがちですが、慣れていない猫は、身体がちょうどフィットするか、少し狭いくらいのキャリーの方が落ち着けます。もしキャリーが大きい場合は、中に毛布やバスタオルを詰めて、猫の居住空間を狭くします。キャリーに入れるときもハーネスとリードは外さずつけたままにしてください。キャリーケースに入れましょう
車嫌いな猫とドライブする方法:車に馴れさせる
ハーネス+リードをつけキャリーに入れ、車に乗せます。エンジンはかけず、優しく語りかけたり撫でたりして、リラックスさせます。1週間ほど毎日、これを繰り返し、キャリーや車に馴れたら、エンジンをかけますが、車は動かしません。その状態も1週間程度繰り返し、猫がエンジン音や振動に馴れたら、10分程度車を走らせます。スピードは控えめにし、カーブでは遠心力がかからないように注意します。これで問題がなければ徐々に車で走る時間を増やしていきます。
車を動かしてから、注意したいのは猫の口元です。車酔した猫は最初ヨダレや泡を吹いて、そのうち吐いたりオシッコやウンチをしたりします。猫の車酔いは、薬や馴れで克服するのは難しいです。ひどくなるとキャリーに入れただけでヨダレが出始めます。そうなると車で動物病院に連れて行くのすら大変になるので、車酔いすると分かったらよほど緊急性がない限り、車に乗せることは諦めて下さい。
仲良しわんことドライブです
ドライブするときのトイレや食事などについては「猫と車でお出かけ!ドライブや車移動するときのコツと注意点」で解説しています。ぜひこちらもご覧ください。
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