NISSAN(日産)/日産の車種情報・試乗レビュー

洗練された走りが魅力の新型エクストレイル

3代目になった日産エクストレイル。先代までのオフロード系からオンロードも重視するシャーシを手に入れ、先進の安全装備やドライバーサポート機能を満載している。その進化ぶりに迫る。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

少し大きく、燃費は大きく向上

新型エクストレイル・フロント

新型エクストレイルの価格は2WDが224万9100円~239万71500円、4WDが225万9600円~279万7200円

長らく国産SUVナンバーワンの座に君臨してきた日産エクストレイル。マツダのCX-5が登場し、スバル・フォレスターが新型に移行することでモデル末期のエクストレイルは当然ながら台数を落としていたが、それでも2013年通期の乗用車販売ランキングで25位に入るなど、根強い人気を維持してきた。
新型エクストレイル・リヤ

一番人気は写真の20Xエマージェンシーブレーキパッケージの2列シート車で、2位も同仕様の3列シート車になっている

新型エクストレイルのボディサイズは、全長4640×全幅1820×全高1715mmで、先代よりも5mm長く、30mmワイドになり15mm高くなっている。とくに全幅の拡大で立派になり、ひと回り大きく見える。

エンジンは直噴の2.0L直列4気筒のみで、ダイレクト感の向上やフリクションロスの低減などが図られた新エクストロニックCVTが組み合わされ、147ps/207Nmのスペックは先代よりもパワー/トルクともに向上しつつ、燃費は先代よりも37%向上の16.4km/Lで、CX-5のガソリン車に並んでいる。

次ページは、新型エクストレイルの走りについて
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