少し大きく、燃費は大きく向上
長らく国産SUVナンバーワンの座に君臨してきた日産エクストレイル。マツダのCX-5が登場し、スバル・フォレスターが新型に移行することでモデル末期のエクストレイルは当然ながら台数を落としていたが、それでも2013年通期の乗用車販売ランキングで25位に入るなど、根強い人気を維持してきた。新型エクストレイルのボディサイズは、全長4640×全幅1820×全高1715mmで、先代よりも5mm長く、30mmワイドになり15mm高くなっている。とくに全幅の拡大で立派になり、ひと回り大きく見える。
エンジンは直噴の2.0L直列4気筒のみで、ダイレクト感の向上やフリクションロスの低減などが図られた新エクストロニックCVTが組み合わされ、147ps/207Nmのスペックは先代よりもパワー/トルクともに向上しつつ、燃費は先代よりも37%向上の16.4km/Lで、CX-5のガソリン車に並んでいる。
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