子供のしつけ/2~6歳のしつけ

友達の家で遊ぶときのマナーと守らせたい約束10ヶ条

今回は、友達の家で遊ぶときのマナーについて解説します。友達の家に遊びに行かせてもらう側も、招く側も、お互いに快く、そして、長くお付き合いできるように、気を付けなければならないマナーがあります。遊びに行くときの約束を10ヶ条にしました。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

友達の家でマナーを守らせることが長いお付き合いに繋がる

友達の家で遊ぶときのマナーと守らせたい約束10ヶ条(小さい子から小学生のお子さんも参考にしてみてください。)

大きな声で元気にあいさつしましょう

新学期になると、新しい友達もでき、子どもだけで友達の家にお呼ばれすることもあるでしょう。遊びに行かせてもらう側も招く側も、お互いに快く、そして、長くお付き合いできるよう気を付けなければならないマナーがあります。遊びに行くときの約束を10ヶ条にしました。
   

【友達の家へ行く前にする】パパ、ママとのお約束

1.子どもは行先を母親に告げ、母親は子どもに門限を告げる
たとえば「5時までにお家に帰ってくるためには、○○ちゃんのおうちを4時45分には出るようにね」などと、何時に友達の家を出なければならないか、具体的に伝えておきましょう。
 

【友達の家に到着したとき】玄関先での訪問マナー

2.家に入るときは、大きく元気な声で「こんにちは!」とあいさつを
出迎えてくださった友達のお母さんの目を見て、大きな声で元気に「こんにちは!」とあいさつしましょう。おやつの時は「いただきます」「ごちそうさま」、そして帰るときは「ありがとうございました。さようなら」とお礼と挨拶をしましょう。

3.家にあがるときは靴を揃える
家にあがるときは、まずそのまま脱いで上がってから、靴の先をドアの方に向けて揃えて端っこに並べておくよう、実際に家で見本を見せ、練習させましょう。

家にあがるときの挨拶や靴のことは、幼いころから習慣にしておくことが大切です。習慣がついていないと、中高生でもできていない子どももいます。

4.服や靴下が汚れてしまったら着替えてから家にあがる
「外で遊ぶことになって、服や靴下が汚れてしまったら着替えなさい」と、着替えを持たせておきましょう。
 

【友達の家でのマナー違反!】訪問先で失礼な行為4つ

どんなに仲良しでも、勝手に引き出しを開けてはいけません

どんなに仲良しでも、勝手に引き出しを開けてはいけません

5.自分から、おやつや飲み物をちょうだいと言うのはダメ おなかが空いても、おやつが食べたくなっても「おなかすいた~」や「おやつ食べたい」などと言わないように。のどが渇いて我慢できない時は「お水ください」と言いましょう。

6.冷蔵庫を勝手に開けたらダメ
冷蔵庫はもちろんのこと、リビングの引き出しも、友達の部屋の引き出しやクローゼットも勝手に開けるのはダメ。

7.キッチンや他の部屋に入るのもダメ
通された部屋だけで遊ぶように。キッチンや他の部屋に入ってはいけません。家じゅう使って、かくれんぼするなんて、もっての外です。

8.部屋の中で暴れたらダメ
部屋の中を走り回ったり、ボールを投げたりしてはダメ。また、ベッドに座ったり、ソファーの上で飛び跳ねるのもダメ。
 

【友達の家から帰るときの約束】最後まで失礼のないように

9.帰る前に片づける
帰る時間の少し前からお片付けを始めて、ちゃんとお片付けし終わってから帰りましょう。

10.帰る時間を守る
帰る時間になって「もっと遊びたい」「帰りたくない」などと、わがままを言ったらダメ。

ここまでは、子どもに守らせたい約束10ヶ条でしたが、遊びに行かせてもらう側のママも知っておいた方がいいマナーがあります。
 

パパとママにも必要なマナー3つ

■一方の家にばかり行くのではなく、行ったり来たりの関係になるように
それぞれのご家庭の事情もあるでしょうし、呼ぶのが好きな人、呼ぶのが苦手な人もあるでしょうから、お互いが納得の上なら偏ってもかまいませんが、一般的には、フィフティ・フィフティがいいでしょう。

■お互いの連絡先を交換しておく
友達の家で何かあった場合、すぐに連絡してもらえるようにしておきましょう。たとえば、お持たせのお菓子に「今日はお世話になります。よろしくお願いします。こちらの電話番号は、〇〇-〇〇〇〇です。メールアドレスは、〇〇です。もしよろしければ、メールをお送りいただければ幸いです。」と、メッセージを添えて。

■子どもが帰ってきたらお礼の連絡をする
子どもが帰ってきたら、電話かメールで、子どもが帰ってきたことを告げ、遊ばせていただいたお礼を言いましょう。
 

子どもに約束を守らせるコツ

お友達と遊ぶのはいつだって楽しいものです。ついつい、お母さんとの約束を破ってしまうこともあるかもしれません。それが習慣にならないように、親子の間での約束の守らせ方を考えてみましょう。

大切なのは、子ども自身が納得するか、ということ。親が一方的に「○○しちゃダメ」と言ってしまうのではなく、「どうして○○してはいけないと思う?」などと言って、してはいけない理由や、約束を守る意味を子どもが自分で考えられるようにしてあげるのがいいでしょう。

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