カナダ/カナダ旅行のモデルコース

子連れで行く!カナダ・ユーコンのオーロラ観賞3泊5日(2ページ目)

寒い中、深夜まで起きていなくてはならないオーロラ観賞は、子連れ旅行には一番不向きといっても過言ではありません。とはいえ、小さな子供がいるけれどオーロラを見たいという親御さん。それに子供にも見せてあげたいという親心。そんなニーズを満たすオーロラ観賞をご紹介します!

執筆者:下村 猛

1日目 成田→(日付変更線通過)→バンクーバー→ホワイトホース→マーシュレイク

エアカナダ、バンクーバー~ホワイトホース便の使用機材は、定員100名ほどの小型ジェット機

エアカナダ、バンクーバー~ホワイトホース便の使用機材は、定員100名ほどの小型ジェット機

バンクーバーへは成田と羽田から直行便がありますが、バンクーバーからホワイトホースへのエアカナダ便が18時発の1便のみ。乗り継ぎを考えると、午前中に到着するエアカナダの成田便よりも、午後に到着する全日空の羽田便の方が便利です。

羽田 21:45(全日空)13:45 バンクーバー 18:00(エアカナダ)20:35 ホワイトホース
※全便毎日運航

ちなみに成田発とすると、バンクーバーでの待ち時間がものすごく長くなります。

成田 19:00(エアカナダ)10:40 バンクーバー 18:00(エアカナダ)20:35 ホワイトホース
※全便毎日運航

ホワイトホース到着後、宿泊するインオンザレイクまでは、車で45分ほど。自分でレンタカーを使って運転できる人は問題ありませんが、そうでなければ、公共の足はありません。往復送迎とホテルをパッケージで販売してる現地旅行会社があるので、その利用が便利。特に到着が遅くなり、到着時には親子ともども疲労もピークに……。自分で運転するレンタカーよりもパッケージを使った送迎サービスのほうが安心です。

コテージの寝室。本館の館内は山小屋風。決して豪華ではないが、暖かみのある快適な空間

コテージの寝室。本館の館内は山小屋風。決して豪華ではないが、暖かみのある快適な空間

インオンザレイクは、大人の隠れ家という雰囲気の素晴らしいロッジですが、町からは離れており、周囲には何もありません。ロッジは本館の5部屋と、3つのコテージがあります。大人だけで宿泊するなら本館が便利ですが、子連れの場合は以下の理由で絶対にコテージがおススメ。

  1. コテージならキッチン付きなので自炊可能。子供の好きなメニューが自前で用意できる。
  2. 別棟なので、少々子供が騒いでも平気。
  3. 寝室とリビングに分かれており、子供の寝かしつけが簡単。



料理の一例、カリブーのソーセージとブリーチーズ、サーモン添え。腕の良いオーナーシェフ自慢の料理が提供されるが、ちょっと子供にはハードルが高め

料理の一例、カリブーのソーセージとブリーチーズ、サーモン添え。腕の良いオーナーシェフ自慢の料理が提供されるが、ちょっと子供にはハードルが高め

本館に宿泊する場合やコテージ宿泊での自炊しない場合はダイニングで食べることになりますが、本館といっても5室しかない小さなロッジなので、食事は10名掛けくらいのテーブルで、他の宿泊客と一緒に食事することになります。滞在中に一度くらい食べても良いのですが、毎回となると、子連れ旅行では他の宿泊客にも気を遣いがち……。その点、自分のコテージで調理するとなれば、余分な気遣いは不要。親子ともどもストレスフリーな滞在となります。

食材については、ホワイトホース市内でも調達可能ですが、日本からレトルトのカレー、カップラーメン、味噌汁などを持ち込むと便利でしょう。ツアーで参加した場合でも、市内のスーパーでの買い物時間は設けてくれるので、基本的な食料品はすべて現地調達可能です。

また、子供は常にエネルギーに満ち溢れており、元気いっぱい! 通常のホテル宿泊では、隣室への気遣いが必要ですが、コテージなら心配無用。インオンザレイクのコテージには1棟で1室のものと、1棟で2室のものがあります。2室のものなら隣室への影響を多少考慮する必要がありますが、それでも本館宿泊に比べればその差は明確。これも人里離れたコテージの大きなメリットです。

肝心のオーロラですが、部屋の窓からでも見ることはできます。ただ、実際にオーロラが出た場合、やはり外に出てみたほうが良く見えます。また、ロッジは凍結したマーシュレイクの湖畔にありますから、湖上に出ればさえぎるものがなく、存分にオーロラが楽しめます。お子さんが起きている時間なら一緒に見ることができますし、お子さんが寝ている時間ならパパママ交代で外に出てオーロラを見ることができますよ。

Yamnuska Mountain Tours
カナディアンロッキーとユーコンで、主にアウトドア系のツアーを催行する日系の現地旅行会社。インオンザレイクの予約、パッケージツアーの販売を行う。部屋の内装や詳細は上記日本語サイトにて確認可能。
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