子育て

無資格でもできるベビーシッターを見極め利用するには

ベビーシッター宅での2歳児死亡事件。この報道を見て、驚き、戸惑ったママパパも多かったでしょう。一方的に母親を批判する報道も多くありますが、方や、信頼できるベビーシッターを見分けることなどできるものでしょうか。

高祖 常子

執筆者:高祖 常子

子育てガイド

ベビーシッターは無資格でもできる

ベビーシッター、どう選んだらいいのでしょう?

ベビーシッター、どう選んだらいいのでしょう?

埼玉県のベビーシッター宅での2歳児死亡事件……。この報道を見て、驚き、戸惑ったママパパも多かったでしょう。一方的に母親を批判する報道も多くありますが、方や、信頼できるベビーシッターを見分けることなどできるものなのでしょうか? そもそも「ベビーシッター」とは、どういう仕事であるのか。基本的なことから解説していきます。

まずベビーシッターについて、知っていただきたいのは、「ベビーシッターは無資格でもできる」ということです。預ける立場からしますと、もちろん保育関連の資格を持っているにこしたことはありませんが、そもそも保育の資格には、国家資格の保育士・幼稚園教諭のほか、民間のチャイルドマインダーなどいろいろあり、「シッターとしての必要資格」はありません。

行政が行っている保育ママやファミリーサポート(※後述)などは、保育士、幼稚園教諭、看護師等の資格を持っている人のほか、一般の人でも研修を受けるなどして知識を身につけて認定されれば、事業を行うことが可能です。認定の基準は自治体によってさまざまなので、ホームページで確認したり、行政に問い合わせてみましょう。行政が認定しているということは、ある程度の安心安全のお墨付きがあると、考えて良いでしょう。

宿泊を伴う保育をお願いしたい場合の預け先

子どものショートステイという子育て支援サービスがあります。子どもを宿泊して保育してくれるサービスで、利用条件などがありますが、自治体で行っているか、確認しておきましょう。多くは児童養護施設や、協力家庭での預かりとなっています。

たとえば東京都杉並区では「子どもショートステイ」という子育てサービスを実施している。2歳未満5000円、2歳以上4300円(1泊2日料金。生活保護世帯、非課税世帯は、免除。料金は2014年3月19日現在)で預けることができます。

少数ではありますが、自治体でこのような場を用意しているところも少なくないので、まずは、確認し、情報収集しておくといいでしょう。

>面倒な手続きが、子どもを守る!
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