山岳鉄道建設のモデルとなったベルニナ線

ベルニナ線

雪と氷河の世界から一気に陽光溢れる南国へ 画像提供:スイス政府観光局  www.myswiss.jp

ラーゴ・ビアンコ

イタリア語で白い湖を意味するラーゴ・ビアンコ付近を通る 画像提供:スイス政府観光局www.myswiss.jp

ベルニナ線は、サン・モリッツとイタリタのティラーノを結ぶ61kmの路線です。登山電車ではない、一般的なレールの上を走る列車の中では、ヨーロッパアルプスで最も標高の高い地点(2253m)を通過します。

鉄道の傾斜度を表す際に、パーミル(‰)という単位が使われますが、ベルニナ線の最急勾配は70パーミル。登山電車で使われるラックレール方式ではない通常の2本のレールの場合、70パーミル程度が限界と言われています。サン・モリッツからティラーノまでの所要は、片道約2時間30分。山、湖、氷河の世界から一気に標高を下げ、棕櫚の木が茂る南国風景に変わります。

 

オープンエアーの車輛

夏の好天時にはオープンエアーの車輛も運行 画像提供:スイス政府観光局www.myswiss.jp

ベルニナ線の完成は1910年。合計13のトンネルと52の橋を越え、1800mを越える標高差を行き来します。この路線のルートは、車窓からの壮大な山岳風景を最大限楽しめるように計画、配置され、後に山岳地帯を走る鉄道建設のモデルになりました。

山肌を縫うように敷設されたベルニナ線に習い、1919年に箱根登山鉄道が完成しました。1979年にはレーティッシュ鉄道との間に姉妹鉄道提携が結ばれ、現在も交流が続いています。


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