「今」の粋を集めた記念モデル!
REGAL TOKYOの10周年記念モデルのうちの1つ、内羽根式のパンチドキャップトウです。今日の日本人男性の標準的な足の形状に合わせたややロングノーズな木型を採用しています。履いた本人が真上から眺めるよりも、他人から見た方がバランス良く映る! 価格4万8000円+消費税(REGAL TOKYO TEL:03-3567-1400)
記念モデルの第一の特徴は木型です。今日のREGALを好む層に多い足の形状や嗜好を踏まえ、記念モデルはややロングノーズな現代的なトウシェイプとした上で、甲の高さを抑えつつ幅はそれなりにあるものを採用しています。これ、履く人が真上から見ると「やや長いかな?」と感じるものの、鏡の前で他人視線で眺めると非常にバラン良く映るフォルムに仕上がっているのが特徴で、つまり視覚上の錯覚を巧みに利用した設計なのです。そしてじっくり細かく眺めると、足の各部位の形状や動きに合わせて様々な方向にベクトルが向いている非常に複雑な形状の木型であることも解ります。これは職人さんが皺なく綺麗に作り込むのが大変そう!
10周年記念モデルに付く江戸紫色のソックシートです。華やかながら高貴な印象の色合いは、靴の中で決して悪目立ちしません。ロゴの向きと靴紐の3本線が平行になってないのは、この靴が足の各部位の形状や角度に忠実に作られている証拠です。
更にヒールには、REGAL社内では「耐久化粧ヒール」と称する最近登場したものを採り入れました。従来の革とゴムのコンビヒールに比べ倍以上の耐久性を有するそうで、工場サイドでは加工・成形するのが大変なようですが、ヒール交換が少なくて済むのは矢張り有り難い! そしてインソールには、土踏まずの大胆なくびれが履き心地の良さに直結しファンの多い牛革製の「コンタードインソール」を用いています。ソックシートはREGAL TOKYOのBuilt to Order System(パターンオーダー)のみの限定色として人気の高い江戸紫色で、10周年記念のチェックの靴袋が付属。因みにこの靴袋、このお店のBuilt to Order Systemでも足数限定で付いて来るそうですよ。
底面を撮ってみました。アウトソールには植物タンニン鞣しでは定評のある栃木レザー製の、ミモザを主成分として鞣されたものを採用しています。またヒールは従来のものに比べ圧倒的に長持ちするそうで、加工は大変らしいですがREGALの他の製品への展開も期待されます。
◎ REGAL TOKYO 10周年記念モデル
・スタイル: A. 内羽根式パンチドキャップトウ B.外羽根式3穴プレーントウ C.ダブルモンク
・アッパー: 黒(ドイツ・ワインハイマーレーダー製。A・B・C全てに用意)、茶(フランス・アノネイ製。B・Cにのみ用意)
・底材: 栃木レザー製シングルレザーソール*耐久化粧ヒール
・製法: グッドイヤー・ウェルテッド
・サイズ: 23.5~27.0 (いずれも0.5刻み)
・価格: 4万8000円+消費税
付属する靴袋です。トラディショナルなチェックの選択がいかにもREGAL! なおこの靴袋は、REGAL TOKYOでのオーダーでのみですが、パターンオーダー=Built to Order Systemの商品にも足数限定で付いて来ます。