東京・神奈川・千葉・埼玉に住む/23区東[台東・墨田・江東・葛飾・江戸川・足立・荒川]

町屋、再開発後賑わう荒川区の中心商業地区(2ページ目)

京成電鉄、東京メトロ千代田線、都電荒川線が交差する町屋駅(荒川区)は区商業の中心地。平成に入って以来の再開発も一段落しており、街の風景は新旧が入り混じるものに。どこか懐かしい街をご紹介します。

中川 寛子

執筆者:中川 寛子

住みやすい街選び(首都圏)ガイド

コンスタントに供給はあるものの、
いずれも小規模。賃料はお手頃

尾竹橋通り

商店街が続く尾竹橋通りだが、ところどころには新しそうなマンションも(クリックで拡大)

早くから開発されてきた街であり、駅周辺の再開発が一段落していることから、今後、大きくまとまった開発は期待薄。たとえば、現在供給されている新築分譲マンションも数十戸くらいまでの規模のものが多く、中には20戸を切るような小規模なものも。価格は70平米前後で4000万円台半ばから。もちろん、駅に近ければ、もっとする物件もあります。

 

建物の規模がコンパクトなだけでなく、平米数な家族向けの間取りが中心になっているのも特徴。ないわけではありませんが、80平米超などの物件は少ないようです。

 

物件チラシ

街中で見かけた中古マンションのチラシ。かなりお手頃の物件もあるようだ(クリックで拡大)

中古マンションでは築30年前後、40から50平米のシングル、カップル向けの間取りが1000万円台、もう少し広めの60から70平米で築20年前後の物件が2000万円台といったところ。それよりも新しく、駅から5分圏など立地の良い物件だと60平米でも3000万円以上になってきます。

 

一戸建て建設現場

3棟が並んで建設中だった。一戸建ても2~3棟規模の物件が多い(クリックで拡大)

新築建売一戸建ては4000万円前後からが目安。駅から10分以内など足回りが便利な場所であれば、土地面積は60平米、70平米とコンパクトになり、10分以上歩くようであればその分、土地面積は80平米、90平米と広くなります。立地か、広さか、そのあたりで選択が異なるというわけです。

 
駅前

このあたりは平坦な場所のため、自転車を利用する人が多く、駅前には駐輪場が(クリックで拡大)

賃貸は一駅手前の西日暮里からするとどの間取りでも数千円ほど安くなっており、山手線ターミナルとの違いが分かります。一方で一駅先の北千住よりも安くもあり、賃料的にはお得なエリアとも言えます。具体的な賃料としてはワンルームマンションで6万円台半ばくらいから、2DKで10万円弱、3DKで13万円弱からといったところ。アパートでは単身向けで5万円台からあり、生活全般を安くあげたいシングルにはお勧めです。

 

日替わり定食

昔ながらの定食屋さんの日替わり定食。品数が多く、メニューによっては野菜もたっぷりと健康面でも配慮されている(クリックで拡大)

元々が町工場の多かった昭和の下町、町屋。今も外食、中食ともに充実しており、人情も残っています。単身者はもちろん、忙しく働くカップルにもお勧めの街です。

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