超人シェフによる、「スーパー給食」
超人シェフ倶楽部
スーパー給食は、「日本のシェフの力で日本の食文化を元気にする!」というコンセプトのもと全国で活動をしています。超人シェフ、学校栄養士、調理員が一緒になってメニューを作って調理をすることで、子供たちに本物の味を体験してもらい、食事への関心を高めるきっかけを提供しています。
地域や家庭とともに、地域活性化にも役立つ
メッセージを掲載の給食だより
また、メニューが決定してからは試作・試食と同時に、家庭に配布する給食だよりも作成。シェフのメッセージやメニューのレシピを紹介し、給食だよりを見ながら家族みんなで食について話し合う時間を持てるようにと、保護者にもメッセージを発信しています。
学校給食のカベや設備のちがいも超えて
現場のコミュニケーションを大切に
そこで、学校給食の職員とシェフのアイデアをうまくかみ合わせるため、超人シェフ倶楽部ではじっくり打合せをして現場のコミュニケーションを取ることを何より大切にしているそう。それによって、超人シェフたちは給食の現場の苦労がよくわかり、給食調理員はシェフの技やアイデアに興味がわくなど、それぞれによい刺激を受けながら「スーパー給食」を作ることに成功しているのだとか。
食べ残しにも前向きに取り組む
作る過程も子供たちに公開
時々残す・いつも残す割合
- 小学校43.3%(男子38.8%、女子 47.7%)
- 中学校47.9%(男子 33.6%、女子 62.1%)
超人シェフ倶楽部会長で「新宿割烹中嶋」店主の中嶋貞治さんによると、スーパー給食の日は、毎回子供たちは真剣な表情でシェフの話を聞き、どの学校でも食べ残しが減るのだそうです。スーパー給食を作った超人シェフ本人が、子供たちに食材やメニュー、食の大切さを直接伝えることはとても大きな意味があると言えます。
次のページへ、うわさの「スーパー給食」の現場を紹介します!