食育/安全・安心な食品の選び方

親として魚介類を安心して選びたい!水産物の表示

農産物・水産物・畜産物といった生鮮食品は鮮度が命。日本は周囲を海に囲まれ一年中さまざまな水産資源に恵まれた国です。ただ店頭で選ぶとなると輸入物や外国産や養殖のものなどさまざまな物が並んでいます。たくさんの中から新鮮で安心安全な魚介類を賢く選びたいもの。水産物の表示の知識を分かりやすくお伝えします。

浜田 峰子

執筆者:浜田 峰子

食育ガイド

新鮮なものをかしこく選びたい生鮮食品

新鮮で安心安全な水産物

新鮮で安心安全な水産物

生鮮食品とは、農産物・水産物・畜産物のことをいいます。どれも、私たちが健康な毎日を送るために欠かせない食べ物です。中でも水産物は日本人の食卓に昔から欠かせません。だからこそ、できるだけ新鮮でよい物を選びたいものです。

ネットリサーチディムスドライブが行った「魚に関するアンケート※」では魚を食べる理由について、「美味しいから」が82.1%で圧倒的に多く、次に「健康に良いから」53.4%、「魚が好きだから」50.5%、「お米・日本食に合うから」47.8%、「DHAなど、魚に多く含まれる栄養分を摂るため」33.3%という回答が続きました。

「魚が好きだから」よりも「健康に良いから」の方が多く回答されており、また「DHAなど、魚に多く含まれる栄養分を摂るため」も3割を超えるなど、魚介類は日本の食卓シーンの中で「おいしさ」と「健康を意識して」食べている人が多いことがよくわかります。

日本は周囲を海に囲まれ、一年中さまざまな水産資源に恵まれた国です。ただ店頭で選ぶとなると輸入物や外国産や養殖のものなどさまざまな物が並んでいます。たくさんの中から消費者のニーズにあった新鮮で美味しく健康によい魚介類を賢く選びたいもの。水産物の表示の知識を分かりやすくお伝えします。

【参考引用文献】
※ネットリサーチディムスドライブ調査結果 「魚に関するアンケート」

魚介などの水産物をかしこく選ぶには

水産物の表示


水産物の表示

日本は海にかこまれ、水産資源に恵まれた国です。魚介は低脂肪・高たんぱくな健康食材。新鮮な魚介を選んでおいしく健康的な食生活を送りたいですね。

■魚介など水産物に必要な表示
・名称
その内容を表す一般的な名称が表示されています。(例:マダイ、メバチマグロなど)
・原産地
国産の場合は、漁獲した水域名又は主たる養殖場が属する都道府県名が表示されています。(水揚げした港名又は水揚げされた港が属する都道府県名でもよい。)
輸入品の場合は、原産国名が表示されています。(生産水域の併記も認められている。)
・解凍・養殖
冷凍したものを解凍して販売する場合は「解凍」と表示され、養殖されたものを販売する場合は「養殖」と表示されています。
・消費期限又は賞味期限
・保存方法 
例えば、「10℃以下で保存」などと表示されています。
・加工者(販売業者)の名称と所在地
加工者等の氏名又は名称、所在地が表示されています。

※生食用の場合にはこのほかに、「生食用」又は「刺身用」などと表示されています。
※パック詰めされていないものの場合には、名称と原産地が表示され、解凍・養殖の場合にはその旨が表示されています。

【参考引用文献】
東京都 福祉保健局 健康安全部 食品監視課 食品表示リーフレット「大切です!食品表示」

>>次のページへ、水産物の食品表示の注意点を分かりやすく説明します!
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