親子一緒の料理は子供の能力を向上させる大切な機会

親子料理で子供の能力が向上

親子料理で子供の能力が向上

成長過程にある子供の能力を向上させるために一緒にしたいことについて、小学生以下の子供を持つ親を対象にした都市生活研究所の調査※によると、一番多いのが「食事をする」ことで、次に選んだのが「料理をする」という結果が出ています。「一緒に作って、一緒に食べる」という食に関する2つの行動を親子一緒にすることが子どもの成長にとってかけがえのないことだと考える親御さんが多いことがわかります。これは、子供の能力を向上させることだけでなく、子どもの心と身体を育む食育への関心の高さの表れとも言えるでしょう。

【参考引用文献】
※東京ガス株式会社 都市生活研究所「作る楽しさ、本当のおいしさが、子どもを健やかに育む」

親子一緒に料理すると向上する子どもの能力3つ

毎日の食生活の中で、子供の表現力・集中力・創造力の3つの能力は大いに発達していきます。食育ガイドである筆者も「おもてなし料理教室」を主宰している経験から、いつも食の大切さを参加者の皆さんにお伝えしています。親子料理で向上する子供の能力を、表現力、集中力、創造力の順に具体的に紹介します。

何才からどんな料理を一緒にすると良いかのベースとなる知識については、こちらの「1才からできる!子供を伸ばす食のお手伝い4ステップ」の記事に詳しく書いていますのでぜひ参考にして下さい。

1.表現力がありコミュニケーション能力が高い子供に

親子一緒に料理をする中で、できるだけたくさんの食材に触れさせることにより、食物に興味を持ち、丸い・三角・四角などの形や、緑・黄色・赤などの色や、ツルツル・サラサラなどの感触を表現する言葉を覚えたり、野菜の種類や肉や魚などの名称を覚えることで語彙が増え、言葉や表現力が発達します。

さらに、親子で一緒にいろいろな話をしながらお手伝いをすることでコミュニケーション能力はめざましく発達します。まずは親子が一つのことに取り組む時間や空間が何より大切です。

内閣府の国民生活白書(H19)でも、子供時代に家事などのお手伝いをすることを通じて親とのコミュニケーションをよく体験した人ほど、成人になってから「自分の考えを分かりやすく説明すること」「自分の感情を上手にコントロールすること」「自分から率先して行動すること」といった仕事に関する能力が高いという調査結果が報告されています。大人になってからの行動に影響があるという内容からも、子供のころに親子で一緒に作業することがいかに大切かがよくわかりますね。

【参考引用文献】
※内閣府 国民生活白書(H19)「親とのコミュニケーションが大人になってからの行動に影響」

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