読者に響く記事の書き方
誰に何をどうやって伝えるか「なぜそのブログをあなたが始める必要があるのか」
「誰にあなたのメッセージを伝えたいのか」
「どのような表現手法であなたのメッセージを分かりやすく伝えるのか」
ということを考えてみましょう。とはいっても難しく考える必要はありません。美味しいランチを食べたので紹介したい、自分の持っている知識・経験をシェアしたい、同じ趣味を持つ読者に自分の利用したサービスを紹介したい。最初はこのような理由で充分です。ブログを更新し続けていくと、次第にあなたの考え方や個性が文章ににじみ出てきます。それがあなたの魅力ですし、共感してくれる人があなたのブログのファンになってくれます。
「楽に稼げると聞いたので」といった収益を先に考えてしまうと長期間更新を続けるのは難しいですし、メッセージ性も弱くなってしまいます。以前の記事にも書きましたが、最初の数ヶ月は目に見える大きな収益は見込めません。「あなたが発信することにより喜んでくれる人が居る」というポイントを更新のモチベーションにした方が長く記事を更新することができ、結果として収益につながってきます。
次に誰に読んでもらいたいかという点。いわゆる想定読者を頭の中にイメージしておくことです。僕は多くのブログを見てきていますが、意外とこの「誰に伝えるか」という点を意識して書いているブログは少ないです。
例えば「銀座に勤務していてランチの場所を探している会社員」や「語学力を向上して業務に活かしたいと考えるビジネスマン」、「新しい技術の実装をしたいと考えているプログラマー」、「資格を取得して就職活動のアピールポイントにしたいと考えている大学生」等々、世の中には多種多様の考えを持っている人が存在します。こちらも想定読者に向けてに書こうと意識しておくだけで、表現方法が変わってきます。
最後にどのような表現手法を使うかを考えておきましょう。文章を書くのが得意な人は文字でメッセージを伝えれば良いですが、苦手な人は文章にこだわる必要もありません。写真や動画を活用したりすれば良いのです。自分の出来ることと読み手の立場を想像し、相手に自分の言いたいことを伝えるにはどのやり方が最適なのかを考えておくと、読者に優しいブログができあがります。
小学生にも理解できる言葉で
専門性の高い人が陥りやすい傾向として、専門的過ぎる用語や業界特有のフレーズを多用してしまう点があります。あなたの情報を求めてくる読者は、基本的に何も知らないと思って文章を書いた方が読み手に優しい文章になります。
読みやすい文章を書くためには、とにかく自分の中の言語力を鍛えることが重要です。言語といっても英語やドイツ語、HTMLやphp、javaといったものではありません。業界特有の言葉を使わずに普段の会話に使う平易な表現で文章を書く力です。デザインを教える、解説するのにデザイン用語を使ってはダメです。プログラムの説明をするのにテクニカル用語ばかり使ってはダメなのです。
専門用語や業界用語が多いブログは、読者の購読意欲を減退させます。読者は分からない用語をわざわざ調べたりせず、ページを閉じて別のサイトを見に行ってしまいます。そのような残念なことが起きないように、難しい単語、専門用語等はあらかじめ国語辞典や類語辞典などで何か別の言葉で置き換えることができないか調べてみましょう。またはウィキペディアの内容を引用として載せてあげたり、リンクを張ってあげても親切です。