犬の「涙やけ」!目の汚れの正体は?

犬の涙やけ、原因やケア方法とは

目の周り全体が赤くなってしまうケースも

わんちゃんの目頭から鼻にかけて、いつも湿っていたり、錆びたような赤茶色に変色していることはありませんか?これを、一般的に“涙やけ”といいます。洗っても取り切れるものではなく、日常でのケアが必要になってきます。
 

犬の「涙やけ」は何故できるのか

逆さまつげ、目の疾患などに思い当たることがあったら、まずは動物病院に相談してください。病気のような診断名が付かなくても、水分と油分のアンバランス、空気の乾燥、食生活など、あらゆる原因が考えられます。特にチワワやシーズーなどの目が大きなわんちゃんは、ホコリなども入りやすいため涙やけが出やすい傾向にあります。

場合によっては目だけではなく、足先、口の周りまでも赤茶色く変色してしまいます。排泄がある場所が変色してしまうということは、身体の中、つまり食生活が大きく関わっています。
 

日常でできる「涙やけ」のケア方法は?

加湿器を利用したり、涙やけ専用の拭き取りローション、ぬるま湯を含ませたコットンで拭き取ることも良いのですが、それでは根本的なことは何も変わっていません。また、目にいいとされる栄養素を含んだ食材を摂ったとしても、涙やけの原因が目ではない場合、他の臓器に働きかける食材を選んだ方が良いこともあります。
 
  • フードの質、保存方法の見直し
マメに買うのが面倒だから、と小型犬なのに7kgの大袋のドッグフードを買ったりしていませんか?保存料が使われている商品でも、お粗末な保存をしたり、何ヶ月も同じパックを使い続けてしまえば、カビが発生したり劣化することもあります。
■参考記事
夏の暑さ対策はどうする?ペットフードの保存方法
 
  • 水分は足りていますか?
水分は、身体に栄養素を運んだり、排泄を促す為に欠かせない存在です。水分量が減ると、毒素がいつまでも身体に残ることになります。
■参考記事
犬の身体は乾いている!? 水分補給で健康管理をしよう
 
  • 排泄を促す食材を摂る
身体の中で排泄に大きく関わる場所は、肝臓、腎臓、腸です。また、東洋医学では肝臓と目が経絡で繋がっているとされています。つまり、肝臓の疲れや病気が目に表れることも考えられます。サプリや薬を常用をしていると肝臓が疲れやすくなります。これらを減らす事も視野に入れていきましょう。

排泄には主に肝臓、腎臓、腸が関わってきます。食材は薬ではないので、食べた瞬間に緩和されるものではありませんが、食生活を見直して2日や1週間で涙の量が減ったわんちゃんもいます。
 

肝臓

肝臓は薬、添加物、農薬などの毒素を浄化する働きを持っています。
特に春は、冬に溜め込んだ脂肪や毒素を排泄する季節。なので、春は肝臓に疲れが出やすいのです。薬やサプリを常用していたり、添加物を多く含むおやつが多いわんちゃんは、これらを取り除くことも考えてみましょう。
  • レバー:血抜きなどの下処理をして、加熱する
  • まいたけ、なめこ:加熱したものを
  • しじみ、あさり:砂抜きをして、加熱したものを茹で汁ごと
 

腎臓

血液中の老廃物をろ過して、尿を作っていく働きをもっています。腎臓の働きが悪くなると、老廃物や毒素が体内に蓄積されやすくなります。飛び散った尿が触れた内股や後ろ脚が変色してしまう例もあります。
  • 黒い食材(黒木耳、ひじき、黒豆など):柔らかく加熱して、細かく刻む
  • 豆類(納豆、豆腐、水煮の豆類):味付けされていないものを
 

免疫細胞の60%は腸にあります。身体に合わないものを食べてしまった時、口や頭ではわからなくても、便秘や下痢などの症状知らせてくれる賢い臓器です。腸内環境を整えて行くことで、肌質や体臭なども緩和されることが多いです。
  • 食物繊維:切り干し大根、葉物野菜、りんご、きのこなど
  • 発酵食品:納豆、無糖ヨーグルトなど
  • 非加熱の油:後ほど解説します
 

質のいい油も大切

油=健康を害するものというイメージがまだまだ強いですが、重要なのは油の種類と摂り方。ドッグフードを大袋で購入して何ヶ月も持たせているようであれば、確実に酸化します。ごはんやおやつを手作りしている場合でも、油炒めばかりだったり、油を高温調理するメニューばかりでは、酸化した油を摂り続ける事になります。

亜麻仁油、エゴマ油、エクストラバージンオリーブオイルなどを小さじ半分ほど、加熱しない状態でトッピングしてあげることが理想的です。どんなに良い油でも、直射日光に当たる場所、コンロの近くに置いたままにすると酸化が早まります。油は小さめの遮光瓶に入ったものを選び、冷暗所で保存しましょう。
 

継続可能な犬の「涙やけ」方法を

無農薬、オーガニックの食材を揃えられるのであれば良いのですが、経済的に負担が大きいもの。経済的に続けれられたとしても、欲しい食材が必ず手に入るとは限りません。まずは、保存方法に気をつけたり、原因を取り除く事から見直してみましょう。

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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。