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犬の身体は乾いている!? 水分補給で健康管理をしよう

水は、身体にとって欠かせないものだということをご存知ですか?「喉が渇いたら自分で飲みに行くでしょ」と思っていても、わんちゃんの身体は水不足かもしれません。健康管理の重要なポイント、水についてお伝えします。

いちかわ あやこ

執筆者:いちかわ あやこ

犬ガイド

犬の身体の半分以上は水分!

mizu

水も大事な栄養素です。

人間だけに限らず、わんちゃんの身体も60~70%は水分です。このうち10%を失うと健康に悪影響が、10%以上を失うと数日で生命が危険になる可能性があります。

この水分は、ただ身体に存在しているだけではありません。食事から取り入れた栄養素を運んだり、身体を動かすためにも欠かせない存在です。

また、意外と気付いていない水の働きが「老廃物の排泄」です。どんなに良い栄養素も、どんなに高価なサプリメントも、身体の中を奇麗にしてから取り入れないと、うまく吸収されません。日々の食事の消化、吸収、排泄や、身体の働きを効率よくするためにも、水は欠かせない存在です。


水分をしっかり摂ると、わんちゃんに起こること

胃が膨れて苦しくなるまで、無理して与える必要はありません。ですが、食事の水分量を増やしただけで、目やにや目の回りの変色が気にならなくなった、毛が光るようになった、肌が柔らかく感じる、歯みがき前なのに口臭が気にならない、などといった変化を感じられることが多々あります。


「喉が渇けば、自分で飲みに行く」だけで十分ですか?

基本的にわんちゃんは、喉が渇けば自分で水を飲みに行きます。ですが、人間の脱水症状対策でもよく言われる言葉を思い出してください。

「喉が渇いた時には、もう脱水症状寸前です。」

喉が渇いたと感じる前に、ちょこちょこと水分補給をした方が身体が潤っている状態をキープすることが出来ます。ドライフードは水分量が10%以下で作られています。ドライフードだけの食事の場合、自分で飲みに行くだけでは水分が足りていない可能性があります。尿の色が濃く、匂いが強い場合は、水分が不足しているかもしれません。

次のページでは、一日に摂りたい水分の目安をお伝えします。


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