<目次>
ピアノ初心者が練習で集中すべき3つのポイントとは
ピアノ初心者は何に気を付ければいい?
「ピアノを始めよう!」と思って楽譜を見てみても、どれがいいのかわからず迷ってしまったことはありませんか?「導入」「入門」「基礎」「初級」など、本のレベル分け表示も微妙にニュアンスの違うものが並び、進度のスピードもさまざま。選択を誤るとせっかく始めたピアノへのモチベーションが下がり、結局続かない原因になってしまうことも。まずは基礎的な部分にポイントを絞って、上達を実感できる教材を選ぶことが重要になってきます。
ガイドが考える、ピアノ入門者が集中して練習すべきポイントは以下の3つ。
- 音符を読むことに慣れる
- 10本の指を独立して動かすことに慣れる
- 鍵盤の間隔(感覚)に慣れる
それぞれのポイントごとに、おすすめ教材をご紹介します。既に使っている教材と併用して自分が弱点と感じるポイントの補強をしたり、単独で使って集中練習すると効果的です。
ピアノ初心者の練習ポイント1:音符を読むことに慣れる
ピアノを始めるにあたって、まずやらなければいけないことは楽譜を読めるようにすること!小学校で習った基本も忘れてしまったという人は意外に多いものです。入門レベルでは使われる音の数が限られリズムもシンプルなので、ピアノを弾くために必要な楽譜の基礎を頭に入れたら、あとは焦らずゲーム感覚で楽しみながら音符の位置を覚えていきましょう。
音符をスラスラ読めるようにしておくと、実際にピアノに向かって練習する時のストレスがぐっと軽減されます。手っ取り早く、鍵盤がなくてもちょっとした時間の空きに使えるのが音符カードや読譜学習アプリです。
音符カード
「音符カード(フラッシュカード)」は購入することもできますが、ネットでダウンロードして厚紙に印刷すれば出来る無料の便利サイトもあります。
最初のうちは、音符を見てから何の音か答えるまでに時間がかかっても、根気よく繰り返すうちに徐々にスピードが上がってきます。オーソドックスな習得方法ですが、いつでも手軽にできて即効性があります。
アプリの利用
「カードは古い!」 そんなあなたには読譜学習アプリをおすすめします。苦手な音符を中心に出題する「苦手克服」モードや制限時間の中で読譜に挑戦する「時間制限」モード、一問の回答にかかった時間、正答率などのレッスン結果をランキングやグラフで確認することができるなど、アプリによってさまざまな工夫がされていて練習の成果が期待できます。【読譜学習アプリ:例】
iPhone→ iDokufu、音符クイズ
「音名」バスティン・ピアノフラッシュカード
Android → 楽譜マスターLite、おんぷちゃん
ピアノ初心者の練習ポイント2:指を独立して動かすことに慣れる
ピアノを弾く時のように10本の指をそれぞれ独立させて使うという動作は、ふつうの日常生活にはありません。だから最初は思うように指が動かなくて当たり前!根気よく指に教え込むしかありません。そのためには、できるだけ多くの基礎的パターンを反復練習すること。音符を読むことが苦手な場合は、指を動かすことに慣れるまで音符の横に音名(ドレミ)を書いても構わないので、とにかく流れを止めずに弾けるように心がけることが大切です。指の動きに慣れてきたら、音名を消して音符を見て弾くようにしましょう。
【ガイドのおすすめ本】
おとなのためのテクニックマスター(1)(おとなのためのピアノ教本)
ピアノ初心者の練習ポイント3:鍵盤の間隔(感覚)に慣れる
鍵盤を弾くということに慣れていない段階では、指が正しい位置にあるかどうか実際に目で確認しながら練習しますが、曲を覚えて楽譜を見ないで弾けるようになっても、鍵盤から目を離して指の感覚を頼りに弾く練習が必要です。「鍵盤から目を離せない=楽譜を見ながら弾けない」という悩みをもつ人は多く、その原因は手が鍵盤の間隔(感覚)をおぼえていないことにあります。
鍵盤を見ないと弾けない癖をつけてしまうと、いつまで経っても記憶力だけを頼りに演奏することになり、長い曲や難しい曲、緊張した時に行き詰まる時が必ずきます。早い段階から指を鍵盤に馴染ませるように心がけて練習しましょう。
早い段階で指に鍵盤の幅を覚えさせよう
【ガイドのおすすめ本】
入門レベルでは、ポイントをしぼって基礎をしっかり身につけること、そして着実に上達していることを実感できるような教材を選ぶことが大切です。指の動きが軽くなった、止まらずに弾けるようになった、音符を読むスピードが上がった…など、練習の成果が実感できると次のステップへの意欲も高まりモチベーションを維持できます。
ピアノを弾くという基礎動作にポイントをおいた入門者レベルをクリアしたら、次のステップは演奏のための基礎テクニックのマスターです。「ピアノ初級者がマスターすべき基礎テクニック」をあわせてご覧ください。
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