大切なのはピアノを弾く時の着心地

演奏会で着る衣装でピアノを弾いてみて、気になることがないかチェックしておこう
演奏会の前に必ず一度は、アクセサリーを含め衣装をすべて着けてピアノを弾いてみましょう。腕周りが窮屈で弾きづらい、肩ひもが落ちてくる、ショールなどの羽織りものがずれてくる、リボンがほどける、イヤリングやコサージュなどのアクセサリーが気になる……など、実際にピアノを弾いてみなければ気がつかないことが意外にあるものです。
また、お辞儀をしてみて胸元が見えすぎてしまわないかや、ピアノ椅子に座った時のスカートの丈の長さも大切なチェックポイントです。
曲の雰囲気に合った衣装で演出効果アップ!
演奏会はエンターテイメント! 曲の雰囲気にあった衣装を着るのも素敵な演出のひとつです。たとえば、タイトルに「水」が入った曲を演奏する時はブルー系の服、タンゴを演奏する時は赤と黒など情熱的な色合わせの服など、衣装と音楽の印象がマッチするとグッと演奏が引き立ちます。具体的にイメージがわきにくい曲も、曲想に合う装いを考えることによって、自分がどのように弾きたいのか曲に対するイメージがふくらむこともあります。 本格的なコンサートホールの演奏会では、普段滅多に着る機会のないロングドレスを着る絶好のチャンスです!「演奏が下手なのに、衣装だけ立派なのは恥ずかしい」などと思わず、ステージの広さに負けない華やかな衣装を身に着けて自分を鼓舞するのもひとつの手です。最近は、インポートのドレスが手頃な値段で買えるようになりました。演奏会にふさわしいデザインのドレスを扱う専門店もありますので、参考までに一度のぞいてみてはいかがでしょうか?着る機会の少ない服なので買うのはちょっと……という人はレンタルするという方法もあります。
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ピアノ演奏会での「ヘアスタイル」
■横顔を隠さない女性の場合、ピアノを弾いている時に、サイドの髪が落ちてきて完全に横顔を隠してしまい、お客さんからまったく表情が見えなくなっていることがあります。「緊張しないために、わざと髪の毛で顔を隠す」という話を聞いたことがありますが、人前で弾くということは「見ながら聞いてもらう」ということで、お客さんは演奏者の姿全体を通して音楽を感じるものです。
顔の表情がまったくわからない姿を、演奏中ずっと客席に見せているのは印象が良いとは言えませんし、少し失礼にも感じます。顔が隠れないように、サイドの髪が落ちて来ない工夫を心がけたいものです。 ■ヘア・アレンジで魅せる
客席の視線が注がれるせっかくの機会なので、邪魔にならないようにただ髪を留めるだけでなく、少し華やかなヘア・アレンジに挑戦してみませんか?All Aboutサイト内にも、簡単にできるヘア・アレンジを紹介するコラムが多く掲載されています。是非参考にしてみてください。衣装同様に、予めヘア・アレンジをしてピアノを弾いてみて、髪が気になったり崩れてこないかチェックすることを忘れずに!
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靴を履いてペダルをチェック
ふだん練習している時は、素足や靴下、スリッパを履いてペダルを踏んでいますが、当然のことながら演奏会の時には靴を履いています。ヒールの高さや靴底の素材によってはペダルが踏みづらかったり、いつもと同じ感覚で踏みかえられず、演奏に影響が出てしまうことがあります。演奏会で使う靴が決まったら、必ず靴を履いてペダルの踏み具合を確認しておきましょう。 演奏会は、コツコツと練習してきた成果を披露する晴れの場。気に入った衣装を身に着けて堂々とステージに登場しましょう!【関連記事】
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