雪かきボランティア 募集中
2月14日からの記録的な大雪は、1週間が経過しても孤立した集落があるほど、各地に大きな被害をもたらしました。雪の残る地域では、高齢者や障がいのある世帯などへ、雪かきなどの生活支援を行なうことを目的に災害ボランティアセンターが設置され、多くのボランティアを募集しています。
その情報と、雪かきボランティアで注意したいポイントをまとめました。
行動はすべて自己完結
雪かきボランティアは、東北や新潟県など豪雪地帯で幅広く行われている活動ですが、今回の大雪の影響を受けている地域は、普段は雪の降らない地域。受け入れ側も雪になれていないために、予想外のことが起こる可能性もありますので、準備万端で参加してください。最低限準備しなければならないものは、長靴、防寒具、タオル、着替え、昼食、飲料、保険証、スコップなど雪かきに必要な資材などです。これらの持ち物には記名などをし、判別できるようにしておくといいでしょう。雪かきは思っている以上に汗をかきますので、活動の途中でも脱ぎ着ができるような服装がおすすめです。
活動にあたり、ボランティア活動保険に加入が必要ですが、現地のボランティアセンターで加入できる所と、事前に加入をしてくることを求める所があるようです。事前に加入が必要な場合は、住んでいる地域のボランティアセンターで加入できます。
交通手段は自分で確保!
ボランティアセンターまでの交通手段は自分で手配するのはもちろん、ボランティア先までの送迎の有無も地域によって異なります。現地での移動手段がない場合は、車などの用意も必要です。どこのボランティアセンターも募集は1日限りのボランティアで、数日活動したい場合の宿泊先も自分で手配しなければなりません。テントや車中泊は厳禁ですので、宿泊の手配ができない場合は、日帰りで参加できる範囲の場所を探してください。
また、活動中に現地で写真撮影をしたり、ブログやツイッターで公開することは、プライバシー保護の観点から望ましくありません。どうしても撮影したい場合は、きちんと承諾を取ってからにしましょう。
行動は現地での指示に従い、雪かき作業の経験のない場合は、無理に作業をしないでください。特に屋根の雪おろしなど高い場所の作業は、経験のない人は絶対にしてはいけません。また、万が一の事故に備え、複数人で行うことも大切で、単独で動くことは控えてください。
ボランティアの基本は「できる人ができるときにできることを!」です。雪かき作業だけがボランティアではありません。作業をしている人を見守ったり、炊き出しのお手伝い、買い物代行などをしたりする活動もあります。参加の際に「雪かき以外にも私はこんなこともできます」とボランティアセンターに申し出てみるといいでしょう。
ボランティア詐欺にも注意!
雪かきボランティアを装った詐欺も出ています。雪かきボランティアの募集・派遣等に関し、手数料や募金の請求、振り込みを求めるというものです。山梨県からは注意を呼びかけています。県や市町村、社会福祉協議会及び各市町村社会福祉協議会などが、ボランティアに手数料や募金を求めることはありません。詳細はこちらに書かれています。