自賠責保険だけなら原付と同じ料金
125ccバイクは自賠責保険で「原付~125cc以下」のグループに分類されるため、原付バイクと同じ保険料となります。1年:7280円
2年:9870円
3年:1万2410円
4年:1万4890円
5年:1万7330円
自賠責保険は相手のケガを補償しますが、補償の保険金額は限定的です。
●自賠責保険の補償額
対人賠償のみ補償(保険金は被害者1名に付き)
死亡時:限度額3000万円
傷害時:限度額120万円
後遺障害:限度額4000万円
限度額を超えた部分は、自分で賠償するか、任意保険でそなえる必要があります。
125ccバイクともなると、万が一の事故時には被害も大きくなります。それに備えるための任意保険は会社により保険料が変わります。
125ccの人気バイクの保険料、21歳以上補償でいくら?
バイクの任意保険の保険料は、乗る人のリスクに応じても保険料が変わってきます。今回は125ccの人気車種を例にとり、年齢別の保険料相場をチェックしてみましょう。21歳以上補償の場合の保険料は?
●見積もり条件ホンダPCX(125cc)。2010年にリリース以来、常に人気上位のバイク
被保険者:なし
家族以外の運転:なし
他の親族・子供の運転:なし
年間走行距離:5000km以上
現在の等級:9等級
●補償内容
対人賠償:無制限
対物賠償:2000万円
人身傷害補償:なし
搭乗者傷害保険:200万円
車両保険:なし
●車両情報
車種:ホンダPCX(125cc)
初年度登録:平成24年12月1日
●年齢条件
21歳以上補償
●保険料
国内損保A社:1万4890円
外資系通販型B社:9110円
国内通販型C社:8230円
18歳から20歳の若い人が運転しない分、安く収まりました。しかし通販型と国内損保では5000円から6000円の差が出てしまいました。
20歳以下も補償する「全年齢補償」の保険料は?
上記は21歳以上で計算しましたが、20歳以下の若い人が運転する場合も想定し「全年齢補償」にて見積もりを出してみました。他の条件は全て同じです。●年齢条件
全年齢補償
●保険料
国内損保A社:2万3920円
外資系通販型B社:1万2930円
外資系通販型C社:1万3390円
年齢が若い人も運転できる条件にするとリスクがアップしたと判断され、保険料もそれなりの負担となってしまいます。
50~125ccのミニバイク限定!裏ワザ特約も
こちらの補償では人身傷害補償保険などはつけていませんが、それでも年間1万円前後から2万円台の保険料が必要になり、さらに自賠責保険や税金なども必要になります。できるだけコストを抑えたい人は自分や同居の家族が自動車保険に加入していれば裏技のチャンスです。「ファミリーバイク特約」に注目です。この特約に加入すると、自動車保険の契約者の家族であれば補償が受けられるのです。補償内容は自動車保険とほぼ同様となり、保険料は人身傷害ありでも1万円台後半で加入が可能です(詳細、条件は保険会社により異なります)。
また同居の家族で複数の125cc以下バイクを使っても補償可、台数や年齢条件も問いません。また人から借りた125cc以下のバイクを運転時も補償できます。ただし、友達にバイクを貸すケースは要注意。補償されるのは家族だけなので、他人の運転時は補償できません。
加入条件や加入方法は保険会社により異なりますので、まずは自動車保険を契約中の保険会社に問い合わせてみましょう。
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