雑誌『ブルータス』2000年8月15日号の表紙。「20世紀ベスト100チェア 世界で一番好きな椅子」。この表紙だけでも80脚の写真がけいさいされていますが、ざっと見ただけでも、この中の約2/3の椅子は、リプロダクト品があると思われます。中ではイームズの特集や椅子コレクターとして藤井フミヤさんのインタビューが掲載されています。見たことのある椅子も多いことでしょう!!イームズのリプロダクトチェアを購入してみました上は、建築界の巨匠、ミースがデザインした「バルセルナチェア」。下は、コルビュジエによる「LC4」どちらも、正規品と呼ばれるメーカーの半額くらいからイタリア製のリプロダクト品があります。質は分かりませんが数万円のものもあるようです。イラスト:tetsushiUK(英国)のリプロダクト椅子のサイト画面をパチリ。価格やラインアップは、日本と状況は同じようです。英語圏では、furniture reproduction とか、replica chair などでヒットします。日本と同じく、イームズだらけです!! 1972年にアメリカで発行されたイームズの家具の本、『CHARLES EAMES FUNITURE FROM DESIGIN COLLECTION』というMOMAで出版された本。この本にはなぜか共同デザイナーだった夫人のRAYの名前が出てこない。手前が2002年に出版された『とことん、イームズ!』PP素材で作られたヴィトラ社製、「トム・バック」。2000年前後に購入。デザイン年は1998年なので16年しか経過していないが、リプロダクトがあるが名前は「トム・バック」という名称は使わずに、別のネーミングがされている。意匠権を侵害しているためこの製品のリプロダクトは違法で、コピー商品というえででょう。右は椅子裏面のヴィトラ社のロゴ。他にエンボスでデザイナー名とtom vacという刻印が入れられています。カフェで見かけたエッフェルベースの脚先。ファーストグライスと呼ばれる所期の形のレプリカだと思われます。1950年代後半からはプラスチックの脚先になって現在に至りますが、この古めかしさに魅力を感じるかどうかは好みによるでしょう。どーん、と届いた箱。マジックで大きく「木」「茶」とかかれています。たしかにわかりやすいですが……箱を開けたところ。左側に逆さまにシェルが入っていて、シェルを取り出すと右側のように脚が出てきました。かなり大胆な梱包です。左のように六角レンチで固定すると、即感性です。右のように、とても簡易な組立図と僅かな部品だけが同梱されていました。木製の脚にブラウンのシェルなのでパイン材のテーブルの横においてみました。このシェルにウレタンフォームを巻いて、パッチワークの布でカバーリングしても楽しそうです。脚は40センチの高さなので丸い天板を載せればサイドテーブルが出来上がりそうです。オフィスに置かれたリプロダクト製品のイームズのワイヤーシェルチェア。珍しい赤はリプロダクトならではのもの。このように、さまざまなテイストのチェアを組み合わせるのも今風ですね。写真提供:株式会社メイドインリプロダクトのイームズと正規品のトム・バック、イケアのパイン材テーブルを並べてみました。このように、今はオリジナルかそうでないかは大きな問題ではなく、手軽にさまざまなデザイン、価格、時代、テイスト、生産国、デザイナーの家具を自由に組み合わせていくのが、「ファスト・インテリア」として気楽なトレンドになってくるような気がします。この写真の記事を読む※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。