就活がうまくいかないのは学生だけの問題ではない
以前、就職相談をしているとある学生がこんなことを言っていた。「私、今まで両親に褒められたことがないんです」。
親の支援は就活で結果を出す上でも大変重要だ
またある学生は3社も内定が出ているのに就職活動を続けている学生がいた。その中には知名度こそないものの、私が見てもいい企業だと思う会社もあった。随分欲張りだなぁと思って理由を聞いてみるとその学生は、
「実は自分は満足しているんですけど、両親が認めてくれなくて・・」と言っていた。
両親からすると、せっかくお金をかけて有名私立大学にまで出したのだから、ある程度知名度の高い会社に行ってもらわないと困るという理由のようだ。確かに彼の内定企業3社は一般の人が聞いても「すごいね!」というリアクションにはならない。両親にとってはもっと頑張ってほしいという想いがあるようだ。
実は就職活動でうまくいかない、もしくは満足して終わることの出来ない学生の原因を探ってみると、当然ながら本人だけの問題ではなく、その周囲の人、特に親の関わり方に問題がある場合が結構多い。
本来はもっと自信を持ってもいい経験をしているが、自信を持てない。満足して入社を決めてもいい会社に内定していても、満足できず就活を続ける。もしこのような状態を生む原因が親の考え方や子供への接し方から生じているとすれば、いつまでたっても我が子の就活の成功は成し遂げられない。
では親にとって出来る「我が子への就活支援」とは何なのだろうか?