漢字検定/試験対策・勉強法

漢検準1級に合格するためのコツとは?

漢字検定準1級の試験は、2級までの常用漢字(2136字)とは違い、総数3000字からの出題となります。この難関を突破するにはどんなコツが必要かを紹介します。

藤本 正史

執筆者:藤本 正史

漢字検定ガイド

準1級の合格率

前回の記事で、漢検準1級と1級のレベルの違いを紹介しましたが、2級と準1級にもかなり開きがあります。2級は常用漢字(2136字)のみでしたが、準1級の対象漢字は3,000字と格段にレベルが上がります。そのハードルの高さは受検者数にも現れています。

ここ最近の2級と準1級の合格率を見てみましょう。
準1級を突破しよう!

準1級を突破しよう!



受検者数/合格者数/合格率
【H24年度第1回】
準1級:     6,550/228/3.8%
2級:  78,580/19,265/24.5%

【H24年度第2回】
準1級:  5,537/1,086/19.6%
2級:  68,735/15,609/22.7%

【H24年度第3回】
準1級:   5,803/828/14.3%
2級:  72,182/16,321/22.6%

【H25年度第1回】
準1級:   5,639/673/11.9%
2級:  70,347/15,004/21.3%

【H25年度第2回】
準1級:   4,701/809/17.2%
2級:  60,588/13,493/22.3%

このデータを見て分かりますが、準1級は2級の受検者数と比べて極端に少なく、合格者数ではほぼ毎回1000人に満たない状況です。

そして着目したいのが、準1級の場合、H24年度第1回と第2回では合格率に大きな開きがあるということです。24年度第1回では3.8%でしたが、同じ24年度の第2回では19.6%に跳ね上がっています。

つまり、準1級では同じ年度の中で難しい試験と易しい試験があるのです。

H25年度を見ても、第1回が11.9%で第2回が17.2%と、5%以上の開きがありますね。実はH21年度からH24年度までの準1級試験では、年3回の中で第2回が最も合格率が高いのです。

このことから、準1級を受ける方は少しでも有利な第2回が狙いやすいのでは、と考えます。たとえ良い結果が出せなかったとしても次の回ではきっと合格できる、そういう前向きな気持ちで受検に取り組んでみてはいかがでしょう。

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