部首の問題は漢検に出る!

漢検対策・部首編!今さら聞けない漢字の部首

もう一度復習してみよう!

漢字検定では、8級から2級までの試験で部首に関する問題が出題されます。「検」という字は「木偏(きへん)」だと、パッと見たイメージでも分かりやすいですが、どれが部首なのか分かりにくい漢字も非常に多くあります。漢検の試験ではどんな部首があるかを知っていなければなりませんので、部首についてあらためて確認してみましょう。
   

部首とは?

そもそも部首とは何でしょうか。部首とは、漢字を分類したときに、構成の基本となる字形です。もっと分かりやすく言えば、いくつかの漢字に共通している、漢字の一部分のことです。
たとえば、「作」「休」「代」は『人』の部に、「河」「海」「清」は『水』の部にまとめられています。この共通の字形で表した『人』や『水』を部首といいます。
 

部首の種類

部首は、字のどの部分を占めるかによって、大別して七種類に分類されます。

1.偏……字の左側を形づくる
にんべん(イ)、ごんべん(言)、きへん(木)、おんなへん(女) など

2.旁(つくり)……字の右側を形づくる
ちから(力)、おおがい(頁)、また(又)、るまた・ほこづくり(殳) など

3.冠……字の上部を形づくる
うかんむり(宀)、わかんむり(冖)、あめかんむり(雨)、なべぶた(亠) など

4.脚……字の下部を形づくる
したごころ(心)、ひとあし(儿)、こまぬき・にじゅうあし(廾) など

5.繞(にょう)……字の左側と下部を占める
しんにょう・しんにゅう(之繞)、えんにょう(廴)、そうにょう(走) など

6.垂……字の上部と左側を占める
がんだれ(厂)、まだれ(广)、かばね・しかばね(尸) など

7.構(かまえ)……字の上部と左右を占める
  • もんがまえ(門) など……字の上と右側を占める
  • きがまえ(气) など……字の上下と左側を占める
  • はこがまえ(匚) など……字の左右を占める
  • ぎょうがまえ(行) など……上下左右を占める
  • くにがまえ(囗) など

このほかに、一、二、十、大、羊、虫、自、音、糸、鬼 など、部首の字体そのものが漢字となっているものもあります。

また、この七種類の部首が占める位置には当てはまらない漢字があります。
たとえば「嗣」の部首は「口」、「弔」の部首は「弓」、「刃」の部首は「刀」、「世」の部首は「一」となっており、どの部分が部首なのか分かりにくいです。このような漢字は漢検の試験にも出やすいので要注意です。
 

漢字検定の試験に出題された部首の問題

それでは、漢検の試験で過去に実際に出題された問題を見てみましょう。

問題1.
次の漢字の部首を1~4からひとつ選びなさい。
<漢検4級>
(1) 柔 (1 矛 2 木 3 十 4 ノ)
(2) 雄 (1 ノ 2 ム 3 人 4 隹)
(3) 床 (1 厂 2 十 3 广 4 木)
(4) 殿 (1 尸 2 几 3 又 4 殳)
(5) 盗 (1 冫 2 欠 3 皿 4 一)
(6) 術 (1 十 2 彳 3 人 4 行)
(7) 翼 (1 羽 2 田 3 二 4 ハ)

<漢検3級>
(1) 募 (1 艸(くさかんむり) 2 日 3 大 4 力)
(2) 企 (1 止 2 一 3 入 4 |)
(3) 貫 (1 一 2 貝 3 毋 4 目)
(4) 克 (1 儿 2 十 3 口 4 士)
(5) 奇 (1 口 2 大 3 一 4 亅)
(6) 慮 (1 虍 2 田 3 广 4 心)

問題2.
次の漢字の部首を記しなさい。
<漢検2級>
(1) 摩
(2) 辞
(3) 喪
(4) 竜
(5) 尉
(6) 栽
(7) 享
(8) 廷

解答
<漢検4級>
(1) 2 木 (2) 4 隹 (3) 3 广 (4) 4 殳
(5) 3 皿 (6) 4 行 (7) 1 羽

<漢検3級>
(1) 4 力 (2) 3 入 (3) 2 貝
(4) 1 儿 (5) 2 大 (6) 4 心

<漢検2級>
(1) 手 (2) 辛 (3) 口 (4) 竜
(5) 寸 (6) 木 (7) 亠 (8) 廴

いかがでしょうか。問題と解答は、漢検ホームページの問題例を参考にしました。
www.kanken.or.jp/kanken/outline/degree/example.html

漢検3級は中学卒業レベル、漢検2級は高校卒業レベルですが、こうしてみると難しい問題が多いですよね。過去問や市販の参考書などを使って、あらためて部首について復習し、漢検合格を目指しましょう。


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