漢字の覚え方、語呂合わせとはどういうこと?

漢字の覚え方は語呂合わせで!楽しく勉強するための記憶術

漢字の勉強を楽しもう!

漢字を覚えるための工夫は人それぞれやり方がありますが、オーソドックスな手法は、漢字を構成するパーツ(文字)に分解し、その文字をつなぎ合わせてリズミカルな文章にする方法です。

たとえば以下のような語呂合わせがあります。

」 代+貝   「わりにを してくれ」
」 分+貝   「けた貝 貧しい人に あげましょう」
」 中+一+貝  「でも番 重」

このようにリズムに合わせて覚えるのです。これは小学生が漢字を楽しく覚えるための暗記法としてよく使われ、漫画やイラストと一緒にゲーム感覚で覚えられるのが特徴です。

(参考)小学生のまんが漢字辞典 改訂版

 

小学生向けの本から学ぶ記憶術

「貸」、「貧」、「貴」は小学校5年で学習する常用漢字ですが、これと似た「貝」の付く漢字で「」があります。

【貪】 音読み:ドン 訓読み:むさぼ(る)
熟語:「貪食(ドンショク)」 むさぼり食うこと。
「貪欲(ドンヨク)」 非常に欲の深いこと。

この漢字はもともと漢字検定1級対象の漢字でしたが、平成22年の常用漢字表の改定に伴い、常用漢字の仲間入りをしたことから、漢検2級の対象になりました。従って、漢検2級以上の級の受検者は、「貪」という漢字を「貸」や「貧」と間違わずに正しく書かなければなりません。
そこで、「貪」を「今」と「貝」に分解して五七五調の文を作ってみました。

すぐに を食べたい 欲に」

貪欲に貝を食べたい様子をイメージしながら読み書きすると、さらに印象強く頭にインプットされます。実践してみては如何でしょう。

 

難読漢字の語呂合わせ

先の例は小学校で覚える画数の少ない漢字でしたが、もっと画数の多い難しい漢字を分解した語呂合わせを紹介します。よく知られているのが、憂鬱の「(うつ)」という漢字の覚え方です。

鬱を分解すると、上部は「木+缶+木」、下部は「冖+鬯+彡」となります。これを語呂合わせの文章にして次のように表現します。

「リンカーンは アメリカンコーヒーを 三杯飲んだ」

木と木(林)の間に缶があるからリンカーン、冖はカタカナの「ワ」、鬯の上部を米+コとみなし、下部のヒとつなげてアメリカンコーヒー(米はアメリカの意)、彡は数字の三、という解釈です。
こじつけが多いと思われるかもしれませんが、この言葉を唱えながら「鬱」の字を書いてみると意外としっくりきます。そして何より、こうして遊び感覚で楽しみながら漢字を覚えることがポイントなのです。

(参考) 書けない漢字が書ける本

 

ほかに幾つか、漢字の覚え方を紹介します。

【署】 人のが 名する
【奏】 三人二人で 演する
【憩】 を出す 自分のは 休
【鶏】 ノッケから 夫 鶏(にわとり)だ
【壽】 (さむらい)のフエは 一吋(イチインチ) (※壽は寿の旧字体)

」は、範疇(はんちゅう)のや、躊躇(ちゅうちょ)のなど、日常よく使う言葉で使われているので、この覚え方を知っておくと便利です。

 

2字以上の漢字の語呂合わせ

次に、2字以上の似た漢字をまとめた語呂合わせを紹介します。

【葡萄(ぶどう)】 
サクサク 和で 拾い」
くさかんむりを「サ」、勹を「ク」、甫を「浦」と読んで覚えます。

【瓜(うり)】と【爪(つめ)】
にツメあり にツメなし」
「瓜」の下右側部分の「ヽ」をツメと表し、「爪」にはそのツメがないという意味で、ダジャレのような言葉です。

最後に4つ、愚作ながらガイドが作成した、似ている漢字を間違えずに覚えるための語呂合わせを記します。

【璧】と【壁】
「完木君に 壁土ン(カベドン)された」
璧の下部は玉、壁の下部は土、というように覚えます。壁の下部を玉としてしまい、間違った漢字を結構見かけます。

【匿】と【惹】
名の者に 心惹(ひ)かれる」
匿は若+匚、惹は若+心、というように覚えます。

【賄】と【賂】
「ユーロで賄賂(わいろ)かい!」
賄の右側は有(ユウ)、賂の右側は路(ロ)とみなして覚えます。

【戴】と【載】
性を頂に記
戴の下部は異、載の下部は車と覚えます。


読者の皆様も、自由な発想でオリジナルの漢字語呂合わせを作ってみてはいかがでしょう。

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