使い慣れたマウスやキーボードをそのまま使おう
6万円で購入できるもっとも安いMac。それがMac miniですが、MacBookやiMacと大きく異なるのは、本体にHDMI-DVIアダプタと電源コードしか同梱されていないので、買ってきたままでは使えないという点です。そこで最低限必要になるのが、ディスプレイとキーボード、マウスです。
すべてアップル純正品で揃えようとすると、Apple Thunderbolt Display 8万9800円(!)、Appleマウス 4800円、Apple キーボード テンキー付き 4800円、External SuperDrive7800円(いずれも税別)と、それだけで10万円を超え、これなら最初からiMacを買っておけば良かったという話になってしまいます。 Mac miniの次に安いMBA11インチとは3万7000円差なのですから、その範囲内でおさめたいところ。
ディスプレイは、Acer G246HLAbidが24インチで1万6000円程度とネットで人気を集めていますが、もっと切り詰めたい場合は、BenQのG615HDPLという15.6インチモデルが8000円ほどで手に入ります。キーボードやマウスにいたっては1000円以下で、そこそこ人気の高いバリュー品がいくらでもあります。USB3.0の外付けDVDドライブもいまや5000円以内。
つまりMac miniプラス1.5万円もあれば、Mac生活を始められるのです。
もっとも、すでにWindowsデスクトップのユーザーだったり、実家や友だちの家にすでに使っていないディスプレイやキーボード、マウスがある場合は、それを流用することでコストをぐっと抑えることができます。特におすすめなのは、すでにお持ちか、もしくは新生活を機に購入するであろう液晶テレビを、HDMIケーブルでMac miniを接続してしまう方法です。二画面分割機能があれば、テレビを楽しみながら、MacでSNSをチェックするといった遊び方も可能。特に一人暮らしの場合は住居スペースも限られるため、無駄に大画面を2つ置くことなく省スペースが実現できるでしょう。
液晶テレビと繋がる、ということはMac mini本体と入力機器さえ持って帰省すれば、実家のテレビでパソコン作業ができるということでもあります。同じように外付けHDD感覚で、友だちの家にMac miniを持っていき、記念写真や動画などの重いデータを直接やりとりするという芸当もできましょう。
賢くやりくりすれば、6万円プラスアルファで始められるMac生活。Macへの乗り換えを考えている方へのご参考になりましたら幸いです。