夜景・イルミネーション/東京のおすすめ夜景・イルミネーション

江戸情緒を味わう!東京・梅と桜のライトアップ(3ページ目)

花見の風習が庶民にまで広まったのは江戸時代といわれています。今回は時代を経てなお、東京で親しまれる梅と桜の名所をお届けします。開花に合わせてまつりが開催される『湯島天神梅まつり』のライトアップ、上野公園の『うえの桜まつり』、隅田公園の『隅田公園桜まつり』と『墨堤さくらまつり』。そして東京スカイツリー特別ライティングと河津桜。春の夜のひととき、花見を楽しんでください。【2017年最新情報】

成海 まお

執筆者:成海 まお

夜景・イルミネーションガイド

下町情緒や東京スカイツリーも満喫できる隅田公園の夜桜

屋形船の照明と夜桜

屋形船の照明と夜桜が織りなす水辺の風景(墨田区側より撮影)

吾妻橋のライトアップとその先に見える東京スカイツリー(台東区側より撮影)

吾妻橋のライトアップと東京スカイツリー(台東区側より撮影)

上野公園に並ぶ桜の名所、隅田川沿いの隅田公園には、桜橋から吾妻橋まで約1kmにわたり隅田川両岸に約1000本の桜並木が続いています。桜のライトアップに屋形船の往来や風によってゆらぐ水面の光が色を添え、とても華やかです。

そして桜並木を向島まで歩くと、桜もちで有名な『長命寺桜もち』があります。餅に桜の葉っぱを巻いて食べる『桜もち』も江戸時代に考案されたとのこと。初代、新六氏が大川堤の名物だった桜並木にあやかり名付けたそうです。桜もちは江戸の人々に評判となり、店舗名にもなって現在もこの地で営業されています。発祥の地で桜もちを求め、桜を眺めながら召し上がってみては。

 


欄干装飾

隅田川を走向する屋形船のライトが桜の欄干装飾を色づける

*大川とは
江戸時代には、隅田川は大川と呼ばれていました。大川に架かる橋は4本で、大川橋・安永3(1774)年、両国橋・万治3(1660)年、新大橋・元禄6(1693)年、永代橋・元禄9(1696)年に架橋。現在の吾妻橋は大川橋と呼ばれ、明治8年の架け替え時に吾妻橋が正式な橋名となりました。

 

はじめての桜の季節を迎えるカフェ

桜の木で囲まれた、はじめての桜の季節を迎えるカフェ(台東区側)

2013年には、隅田公園にも最高の眺めを堪能できる隅田川ビューのカフェが2軒できました。嬉しいことに店舗は桜の木に囲まれています。桜並木散歩の休憩に立ち寄ってみてください。

【さくらまつり開催概要】

隅田公園の桜

桜デザインの照明でライトアップされる隅田公園の桜

東京メトロ・東武スカイツリーライン浅草駅から徒歩3分の墨田公園は、隅田川を挟んで右岸が台東区(浅草駅側)、左岸が墨田区(東京スカイツリー側)となっており、それぞれの区が桜まつりを開催しています。

隅田公園桜まつり(台東区)
開催期間:2017年3月19日~4月9日
*桜の開花状況により変更の場合あり
開催場所:隅田公園

墨堤さくらまつり(墨田区)
開催期間:3月下旬~4月上旬
場所:隅田公園(墨田区向島1、2、5丁目)

次のページでは東京スカイツリー特別ライティングをお届けします。
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