5万km未満の中古車も新車時の半額以下から見つかる
気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回はトヨタハリアーハイブリッド(旧型)をご紹介したいと思います。ウインドシールドガラスに専用の高遮音性ガラスを装備し、室内の高い静粛性を図っています。LパッケージとプレミアムSパッケージは曲がる先を照らすインテリジェントAFSを備えています
登場したのは2005年3月ですから、9年も経ってようやく、という感じ。それほど根強い人気があったということです。本来レクサスRXに集約するはずだったのに、あえて新型を出した理由が「市場の要望に応えて」とするトヨタの言葉もうなずけます。
とはいえ発売開始から9年経ったとなると、中古車を検討する人にとっては走行距離が気になるでしょう。確かに原稿執筆時点での最安値の115.8万円の中古車は、2005年式/8.8万km/修復歴なし。また10万km超の中古車があるのも事実です。
しかし走行距離5万km未満で調べてみると、最安値は146.8万円。2005年式/4.3万km/修復歴なしです。この中古車はベースグレードなので新車時価格は409.5万円。約64%値落ちしていることになります。
バックドアを開けるとトノカバーが自動的に巻き取られるので、荷物の出し入れが容易。またプレミアムSパッケージは高級車のようなどっしりとした乗り心地を提供するスポーツサスペンションを備えています
走行距離だけで中古車の状態を把握するのは難しいのですが、探す際の目安にはなります。まだまだSUVでハイブリッドは少ないですし、レクサスRXハイブリッドの中古車は300万円以上しますから、ハリアーハイブリッドは狙い目だといえます。
さらに、旧型と現行型では搭載されているエンジンも、ハイブリッドの考え方も異なる点が、旧型をおいしくしてくれています。旧型は異次元の加速感が楽しめるのに対し、現行型は低燃費志向。確かに現行型は環境にもお財布にも優しいのですが、あの強烈な加速感(および、それに伴う車窓の景色のすっ飛び感)は、旧型でしか味わえないのです。
折しも10年に1度レベルという大雪が東京を覆ったばかり。雪道も走れて、見た目も燃費もよくて、装備も充実、異次元ワールドへも連れていてくれるSUVなんてそうそうありません。
旧型ハリアーハイブリッドの魅力を、次ページで見ていきましょう。