コンサルタントの種類は幅広い
思うに、コンサルタントといっても、実に様々な種類があります。「なんらかの専門的な知識・ノウハウを提供する人」として広義にコンサルタントを捉えると、ちょっと思いつくだけで、代表的なものだけでも次のような分野があります。- 戦略コンサルタントやITコンサルタント
- 会計コンサルや税務コンサルティング
- 人材コンサルティング
- 接客コンサルタント
- 証券アドバイザー、フィナンシャルプランナー
- ソムリエやワインアドバイザー、ブライダルコンサルタント
- ボクシングトレーナー、ゴルフコーチ
皆さんは、どの範囲までをコンサルタントとして認識していますか? 下に記している分野ほど扱っている範囲が広くなっていきます。一番上の「戦略コンサルタントやITコンサルタント」までしかコンサルタントとして考えてないという人もいれば、「接客コンサルタント」までコンサルタントと呼ぶ人もいます。さらに、「ボクシングトレーナー、ゴルフコーチ」も広義の意味ではコンサルタント的な仕事をしていますよね。
問題解決型のコンサルタントとは
まず、基本的な仕事の取り組み方で、大きく4つに分れると考えています。問題解決型、研修型、プロデュース型、評論型です。戦略コンサルタントやITコンサルタント、人事コンサルタントの多くが、問題解決型の仕事スタイルをとっています。お客さんの経営の問題点に対して、どうすれば解決することができるか、データや分析などを通して解決策を提示します。
この特徴は、「在庫を30%軽減する」といった経営の問題を解決するということが主眼で、近年では実際に30%の削減効果があったどうか、提案内容だけではなく実行成果も問われます。
このコンサルティングアプローチには定型的なアンサーがありません。こうしたら必ず良くなるというノウハウ集があって、それを当てはめるというのではなくお客さんの課題や状況を正しく理解して、それに対応した完全オーダーメイドの解決策を提示します。解決策を提示するにあたっては、「こうした方が良いという経験」でアドバイスするのではなく、データ分析に基づいて「そうするべき論拠」を積み重ねていくのが特徴。
通常このタイプのコンサルティングでは、お客さんのほうからも人を出してもらって協働プロジェクトチームを作り、プロジェクト形式の運営体制を取るのが一般的になっています。
問題解決型のコンサルタントの特徴は、
- 完全にオーダーメイド
- 相手の課題によって、提示する解決法が違う
- プロジェクト型
- 事実やリサーチ数字に基づいた客観的な指標を使う
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