「落ちこぼれ」からのスタートが僕らと似てる
――さて今回の対バン相手であるアプガですけど、彼女らに対してはどんなイメージですか? もともとは雑誌の対談から始まった縁だと思いますけど。「実はアイドル大好きって言ってながらも、アプガさんのライブはちゃんとしたのは両国まで含めて見たことなかったんですよ。タワーレコードのインストアライブ、あと一昨年の『夏の魔物』でチラッと見たくらいで。それで去年9月の赤坂ブリッツでちゃんと見たんですけど、ほんとこれが衝撃的で! ここまで激しいとは思わなかったですね」
――方向は違いますけど、体力でいえばプロレスラーも驚かすものがありましたか。
「曲も早いし振り付けもすごい! ウチの選手の大石真琴が今年正月のライブも行ってたんですけど、そこでは1時間ぶっ通しでやったと聞いて完全に狂ってるなあと(笑)」
試合では全アイドル&全選手からボコボコにされた高木大社長。コラボ継続はやられて芽生える友情もある、ということですかね。
――彼女たちにDDTやプロレスと通じるところは何かありますか?
「アプガさんはアップフロントエージェンシー所属だけど、『ハロプロの落ちこぼれたち』っていうのがインディーっぽいんですよね。彼女たちが上を目指すところが感情移入してしまうところがある。僕らDDTも、もともとPWCって団体が崩壊して投げ出されて生まれた子たちなんで。アイドルで『一度クビになった人たち』ってなかなかないですよね(笑)」
――ドラマを求める人にとっては最高のスタートですよね(笑)。
「AKB48も『劇場で7人しかお客いないところからスタート』とか、ももクロも『路上ライブからのしあがった』とかあるけど、クビってデカいですよ! そこから這い上がるパワーってのは見ていてパワーもらえると思うんですよね。ウチでいえば…」