甲府湯村温泉のおすすめ旅館
甲府湯村温泉を代表する宿は、大通りの県道6号線に面した二軒です。その一軒が、評判も非常に良い甲府富士屋ホテルです。その外観は余りにも立派なので、どう見ても宿というより県庁か市役所に見える程。あまりの風格に圧倒されてしまいます。洋風の代表格が甲府富士屋ホテルだとすれば、和風の代表格が常磐ホテルです。古くから文人墨客に愛用された宿で、その伝統は素晴らしい日本庭園に受け継がれています。日本の庭園ランキングで常に三位を獲得する程の名庭園で、一位は足立美術館、二位は桂離宮ですから、宿では日本一の庭園に格付けされているのです。
この格付「しおさいプロジェクト」と呼ばれる物ですが、私が昨年京都の紅葉を見に行って、あまりの素晴らしさに心底感動した「無鄰菴」も七位にしっかりランクインしていますので、信憑性は疑いようもありません。また、常磐ホテルの内湯湯口では、硫黄臭がほのかに香っている事も、温泉好きにとっては嬉しいものです。
なお、甲府湯村温泉宿泊者には、他の宿に500円で入れる手形が発行されるので、他の宿の湯を巡るのもお勧めです。
甲府湯村温泉の日帰り入浴施設
甲府湯村温泉には日帰り専門の入浴施設はありませんが、宿ながら日帰り入浴に積極的なのが湯村ホテルB&Bです。1200円とお値段は張りますが、朝7時~21時まで営業しており、自家源泉掛け流しの湯に浸かれるのは、甲府湯村温泉では大変貴重です。他に、湯村温泉通りを延々を奥まで行くと、奥湯村温泉「紅椿の湯」という新しい日帰り温泉施設が出来ていますが、甲府湯村温泉からは相当距離があります。実は甲府盆地自体が温泉の宝庫で、甲府市内にも多くの温泉宿はもちろん、温泉を利用した銭湯も多数ある温泉地です。
そうした温泉の中で、特に忘れてはいけない温泉ホテルが、甲府駅前のホテル談露館です。まさに県庁横の中心部にあるシティーホテルでありながら、源泉掛け流しの内湯が完備している、温泉好きの特にお勧めの宿で、日帰り入浴も可能なので、その湯の良さを是非確認してみて下さい。
次ページでは、甲府湯村温泉の観光スポットをご紹介します。