VWゴルフ6を検討するならA3スポーツバック!
気づけばこんなに値落ちしていて「おいしい!」という中古車をご紹介しているこの企画。今回はアウディA3スポーツバック(旧型)をご紹介したいと思います。3ドアモデルに追加というカタチで登場したA3スポーツバック。ホイールベース2575mmは3ドアモデルやゴルフ5、6と同じです。3.2L+クワトロは3ドアモデルにもありました
輸入車としては初めて日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、現行型であるゴルフ7は評判のいい車です。その旧型にあたるゴルフ6も、中古車で検討している人もいるのではないでしょうか。一見しただけでは7と見た目の違いが分かりにくい点も狙い目といえば狙い目。
しかし、そんなゴルフ6よりもおいしくなっているのが、今回ご紹介する旧型A3スポーツバックです。その理由を説明するには、まずゴルフ6と、その前の型であるゴルフ5について述べておかなければなりません。
ゴルフ6は、見た目こそ大きく変わりましたが、ゴルフ5と多くの部品を共有しています。ホイールベースも同じなど、ビッグマイナーチェンジと言ってもよい変更です。
「クーペとステーションワゴンの中間」という設定のA3スポーツバックゆえ、ラゲージ容量は3ドアモデルやゴルフ5の350Lより大きい370Lです
となれば、ゴルフ6を狙うならA3スポーツバックも検討したほうがいいんじゃない?と言うのは、あまりおかしな話ではないですよね。
で、原稿執筆時点で見てみると、修復歴なしの中古車が50万円以下から見つかります。一方、同じく兄弟車のゴルフ5は30万円以下から、2009年デビューのゴルフ6を見てみると、100万円以下から見つかります。
人間の兄弟もそれぞれ特徴があるように、この3台にもそれぞれ違いがあります。でも真ん中にあるコアな部分はみな同じ。例えばDSGという、今やVW社の主要なミッションであり、ゴルフ7にも採用されている2ペダルMTも、一部グレードを除いてこの3台に備わっています(アウディの場合はSトロニック)。
一方で、それぞれの違いに目を向けると……。最安値で比べればゴルフ5のほうが低いのですが、それでも私がA3スポーツバック推しなのは、その違いにおいしさを感じるからです。
次ページで、A3スポーツバックと他の2台の違い(魅力)について見ていきましょう。