掃除/掃除関連情報

アレルギーに負けないお掃除術(3ページ目)

「会社や学校に行くと軽快する」「旅行先ではいっさい症状が出ない」そんな鼻炎や咳や身体の痒み。もしかしたら、あなたの住むその家の、「掃除の仕方」に原因のある「アレルギー症状」かも知れません!

藤原 千秋

執筆者:藤原 千秋

家事・掃除・子育てガイド


水周り(キッチン、洗面所、トイレ、お風呂場など)の掃除

窓のないお風呂場の換気扇は、24時間スイッチを切らないくらいでちょうどいいのです

窓のないお風呂場の換気扇は、24時間スイッチを切らないくらいでちょうどいいのです

換気は居室のみならず、空気の澱みがちな水周りの各所でも行うように意識します。外出しがちなどで難しい場合には、換気扇の連続運転を行うようにしましょう。換気扇の無いところでは、扇風機を使うと良いでしょう。

お風呂場やキッチン、洗面所などの壁目地に黒く生えてしまっているカビは、塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)で湿布して掃除します。最近は泡状のものだけではなく、垂れづらいジェル状の漂白剤も市販されているので、活用してみてください。ただし、この漂白剤を使用する際には、必ず目や鼻・口および手を防御し(メガネ、マスク、ゴム手袋は必須)、発生する塩素ガスを速やかに換気するようにして下さい。

妊娠中や、乳幼児がいる場合、また高齢の方が行う場合には、塩素系漂白剤ではなく「消毒用エタノール」を使用するのをお勧めします。塩素系漂白剤のように白くは落ちませんが、消毒用エタノールはカビの殺菌効果が高く、これ以上繁殖するのを抑えることができます。

キッチンの水栓周り、冷蔵庫の内部、パッキン等、食器や食品に触れやすい部分でのカビ掃除にも「消毒用エタノール」が適しています。ただし引火しやすいため火気厳禁。火を使った料理中に平行して消毒用エタノールを使用した掃除などを行わないように。

トイレでは、掃除用ブラシや、シャワートイレのノズル部分、トイレマットの便器に接した部分等にカビが発生しやすくなっています。カビは中性から弱酸性の環境を好むので、この部分の掃除に弱アルカリ性の「重曹」や「セスキ炭酸ソーダ」を利用するのも一手です(トイレブラシにたっぷり重曹をまぶして、数時間置き、そのブラシで便器内掃除を行ってみるなど)。万一皮膚に触れても心配ありません。

洗面所(脱衣所)では、風呂上りのマットにカビが生えやすく、カビの種類によっては水虫等の皮膚病も媒介し、注意が必要です。まめな洗濯や天日干しが有効。また歯ブラシ立て、お風呂場のシャンプー置き場等にも溜まり水によるカビが多く生えます。洗浄・乾燥が簡単且つ効果的です。
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