方法だけでなく、どこに収納するかも大切なポイント
人は目で物を見ますが、その情報は後頭葉にある一次視覚野というところに送られます。ここで、物の形や大きさ、色などが判断されると、その情報は前頭葉にある大脳皮質に送られて、さまざまな情報処理をされると言われています。アクセサリーの入っている箱を開けた時に見える映像は、アクセサリーの色やデザインを一次視覚野に伝えます。これが、その日の服のコーデに似合うかどうかを判断するのは、脳のまた別の場所になるということです。
こうした人の脳の働きのクセを考えると、忙しい朝の時間に、一気にコーデを決めたいのなら、アクセサリーなどの小物の置き場所と鏡の位置関係はとても大切になってきます。
見えるー考える間に場所の移動があると、決断が鈍りがちに
たとえば、最後にコーデを確認する鏡と、小物の置き場所が離れていると、一次視覚野で得た情報(アクセサリーの形やデザイン。後頭葉に送られる)が、その日のコーデに合っているかどうかを判断する(前頭葉に送られる)までの間に、場所の移動が行われてタイムラグが生じます。時間としてはほんの少しですが、慌てているときには気持ちがバタバタとしたり、迷いが生じがち。
全体像が一度に見えず、視野の移動があっても判断が鈍ります
鏡の前に小物を収納したとしても、図のように小物の形やデザインを判断するために見る視野と、全体のコーデの自分像を見る視野との間に、姿勢の移動があると、慌てているときは判断が鈍りがちになります。たくさんのものの中から、ひとつを短時間で選びたい時には、コーデの自分像と小物の全体像が一度に目に入る位置にアクセサリーなどを収納するのが、一番負担感がないということになります。
判断材料が一度に目に入ると、決断がしやすくなります
こんな感じですね。それでいくと、ネックレスなどの最後にコーデを決める小物を収納する一番最適の場所は? 次のページにGO。