駅前や商店街など、いろいろな所で雪像が楽しめます
十日町雪まつりの観覧は、JR飯山線と北越急行 ほくほく線の十日町駅よりスタートします。互いに改札内で乗り換えもできる一つの駅なのですが、それぞれに改札口があります。ほくほく線側の西口にはバス乗り場の目の前に巨大な雪像が登場し、雪まつりを見に来た方々を歓迎してくれます。 JR飯山線側の東口には「駅前イベントひろば」として雪像が造られています。露店も立ち並んで、とてもにぎやかですね。 また町ぐるみの雪まつりということで、雪像は十日町市街の至る所に造られています。商店街の軒先に小さな雪像があったり、先ほど紹介した「駅前イベントひろば」や十日町高校のグラウンドを使った「コミュニティひろば」のように「ひろば」と呼ばれる大きなスペースには複数の大きな雪像が登場します。 「ひろば」は十日町駅を中心とした半径約10km以内の広い範囲に点在しており、十日町駅から近い「コミュニティひろば」や「キナーレ広場」などは歩いて行くことができます。
また、郊外の「ひろば」へは、タクシーか雪まつりの開催日だけ運行される「ひろば巡りバス」をうまく活用することで巡ることができます。
ちなみに「ひろば」以外の町中と言えども小さな雪像ばかりではありません。商店街の片隅の空きスペースに家1軒分くらいの立派な雪像が造り上げられていることもあるので、目が離せないですね。またデザインも秀逸なものが多く、足を留めてしまう雪像が多数あります。
点在する「ひろば」で芸術性の高い雪像を訪ねまわるのも十日町雪まつりの魅力の一つ。2012年には『天空の城ラピュタ』の名シーンを再現した雪像も登場しました(2012年2月18日撮影/当間(あてま)高原・ベルナティオひろばにて)
すべての雪像が揃う雪まつりの初日、金曜の夜に表彰作品が決まり、2日目の土曜には表彰作品とその作品の場所を示す一覧がわかるようになっています。その一覧の中から気に入ったものを選んで巡ってみるのも楽しいでしょう。
そして十日町雪まつりのメインイベント、雪上カーニバルのステージには、雪まつりの中で最大規模の雪像が登場。その迫力には圧倒されますよ。次ページに続きます。