夫の収入が一番高いのは専業主婦!
税金や社会保険料、2人分合計すると結構いくよね。
世帯人員は、いずれも約3.5人なので、夫婦と子ども1~2人といった家族構成でしょうか。ガイド平野はなんとなく、「世帯主の収入が最も高い世帯は、夫の平均年齢も高め」かな? とイメージしていたのですが、夫の平均年齢と収入とは関連性が少なそうです。専業主婦世帯は、夫の平均年齢が約46歳と他の世帯よりも若いのに、収入は最も多い、という結果でした。最近、学生や20~30代の若い女性の間で、専業主婦を希望する人が増えていると聞きますが、「専業主婦になれるほど収入が高い男性」というのは、こうした数字のイメージがあるのかもしれません。
扶養を外れて働くと手取りは少ないの?
働けるなら定年までこの仕事続けたいな。
妻の働き方別に直接税(所得税・住民税など)と社会保険料(年金保険料、健康保険料など)の合計を比べてみると、
「妻の勤め先収入が8万円以上」:126,560円
「妻の勤め先収入が8万円未満」: 90,140円
「妻が勤労者以外(自営業等)」 : 87,422円
「夫のみ有業(妻が専業主婦)」 : 91,881円
と、妻が夫の扶養外で働くと、扶養に入っている世帯よりも、約3万5千円多いことが分かります。(「妻の勤め先収入が8万円以上」世帯の妻の収入は、平均約22万円なので、ここでは「夫の扶養外で働く」と解釈しています。)1月で3万5千円は、確かに大きいですよね。けれども、可処分所得(手取り)は約57万円あり、他の世帯よりも10万円以上多いことが分かります。世帯主(夫)の収入が最も高い専業主婦世帯は、扶養控除などで税金や社会保険料が低めな割に、可処分所得(手取り)が最も少ないということが分かりました。
>>平均貯蓄率、扶養を外れて働く共働き夫婦は、専業主婦世帯の約2倍!