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0歳児でもキッズでも! もう迷わない図書館利用法(2ページ目)

子どもに絵本を読んであげたいけれど、どんなものがいいのか分からない、図書館で絵本を借りたいけれど、破ってしまいそうなのが心配……子どもと一緒の図書館利用方法とマナーについてお答えします。

高橋 真生

執筆者:高橋 真生

子育て・教育ガイド

子どもが泣いたり騒いだりするのが心配です。

子ども写真

子どもの泣き声や大声は、普段一緒にいる家族は気にならなくても、うるさく感じる人もいるものです

赤ちゃんや小さな子が突然泣いたり大きな声を出したりしてしまうのは、当たり前のことなので、心配し過ぎなくてもいいでしょう。でも、あやしたりきちんと注意したり、場合によっては一度外に出るなどの配慮は必要です。

また、書架の間でかくれんぼをしたり、はしゃいで走り回ったりしている子どもは、図書館としても注意せざるを得ませんが、一緒にいる保護者への遠慮もあります。知らんぷりせず、自分のことに熱中せず、子どもの様子には目を配りましょう。

さらに、お母さん同士のおしゃべりの声が、子どもの声よりもうるさいなんてことも。気をつけましょうね!

かた苦しく感じてしまうかもしれませんが、でも、これらは公共の場での一般的なマナーとも言えます。子どもが泣いたり騒いだりするのを心配できるような保護者の方なら、自然としていることではないでしょうか。図書館は子どもたちを歓迎しています。絵本やお話が楽しくて出る子どもたちの大声は、とても気持ちがいいものです。まずはとにかく、一度図書館へお出かけください。
 

破ったり壊したりしてしまったらどうするの?

ご自分での修理は行わずに、必ずカウンターへご相談ください。破損の程度や内容により、対応が異なります。

たとえば、破れてしまったページは、図書館員が専用のテープを使って修繕します。セロハンテープなどは、紙よりも劣化が早いため本を傷めてしまうのです。落書きにしても、何でどうやって消すのが一番良いのかは多くの資料を見ている図書館員の方が分かります。

安易な修理は本の状態をさらに悪化させてしまうことも。なお、あまりにひどい破損の場合は、弁償になることもあります。
 
びりびり写真

好きだからバラバラにしてしまうということも

子どもたちに人気の本や古くから読まれている絵本などは、紙が劣化しているものも多く、普通に読んでいてもピリッと破れてしまうことはあるものです。特に小さな子は力の調節がうまくできませんから、小さな破損はどうしても避けられませんよね。ですから、過敏になる必要は全くありません。

絵本や児童書で、修理ができないほどひどく破損・汚損したときの原因のほとんどは、保護者が目を離した隙に子どもがしてしまったというもの。逆に言うと、きちんと見ていれば、修理ができないほどの事態にはなりにくいということです。また、ふざけていたり乱暴に本を扱っていたりする場合も、一緒に見ていれば注意できます。

図書館の本はみんなの本。気持ちよく使いましょう!

ちなみに我が家の場合、最初は角が丸くて厚い紙でできているボードブックを借りていました(なめないようにしっかり見張りながら!)。物をビリビリしなくなっても、めくるときに力余ってピリッとしてしまう1歳2ヶ月から1歳半までは、気を遣いたくなかったので図書館はお休み。その後はどんどん借りて読んでいます。子どもと本の出会いの場として、図書館を上手に活用できたらいいですよね。


図書館員は皆、子どもたちに本を好きになってほしいなあと思っている本のプロです。分からないことは遠慮せずにどんどん質問して、すてきな本との出会いを増やしてくださいね!

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