Cセグメント
消費税アップでも欲しい! 一押しモデル)A/Bセグメントに続き、CセグメントもBMWグループの快進撃は止まらない。1シリーズのノッチバック2ドア版2シリーズは、BMWらしいスポーツマインドあふれるFRコンパクトカーとしてスポーツ派垂涎の1台になるだろう。こちらはその完成度の高さが容易に想像つく。何と言っても1シリーズベースなのだからテッパンだ。
一方で、注目されるのは同じ2シリーズでもアクティブツアラーの方だ。すでにモーターショーなどでコンセプトカーがお披露目されているが、こちら何とBMWブランド初のFF(前輪駆動)車、である。ミニのコンポーネンツを利用しているというが、その味付けはBMW風味になることは間違いない。問題は、それがどの程度でどんな具合か、だ。ライドフィールの行方がどうなるか、興味は尽きない。
いずれにせよ、BMWが本格的に“ファミリーユース”を狙ってきた。しかも、激戦のコンパクトカーセグメントにおいて、である。iとともに、BMWの未来を決める、重要な1台になりそうである。
その他、VWアウディ系の各車も、登場済みのベースモデルから判断するに、ほとんど瑕疵のない仕上げになっているはず。なかでもゴルフの両極(Rとe)は、“それでも”乗ってみたいバリエーションだ。
ドイツ系以外では、プジョーの新型308も興味深い。新しい高効率プラットフォームを得て、起死回生の一打となるか。デザイン的にも“親ゴルフ”路線(アウディA3系だ)で売れ筋を狙ってきた。このあたり、“ゴルフに飽きたけれども離れられない”コンサバ層を切り崩すチャンスになりそうだ。
日本上陸予定の新型車)
アウディS3スポーツバック、アウディRS3スポーツバック、VWゴルフR、VW eゴルフ、プジョー308、BMW2シリーズアクティブツアラー、BMW2シリーズクーペ/カブリオレ、アウディA3セダン など