一人暮らし/一人暮らしの防犯・防災

油断禁物! 一人暮らしの防犯トラブル体験談(2ページ目)

訪問販売などの悪徳商法や下着泥棒など、一人暮らしだからこそ気をつけておきたい防犯トラブル。一人暮らしを始めてすぐは緊張感や危機感も高いですが、少し時間が経って慣れたころが要注意。一人暮らしの先輩による防犯トラブル体験から、身を守るための注意点や対処法をご紹介します。

河野 真希

執筆者:河野 真希

一人暮らし・簡単一汁三菜レシピガイド

 

天気がいいから、外に洗濯物を干していたら…

洗濯

最初は気にしていた洗濯物の干し方も、一人暮らしに慣れてくると、気を抜きがち

朝、外を見たら、とってもいい天気。天気予報でも崩れはなさそうだし、とても気持ちがいいので、洗濯物をすべて外に出して出かけました。夜、帰ってきて、洗濯物を取りこんだら、下着だけない!

一人暮らしを初めてすぐのころは男性ものの下着を一緒に干したり、下着だけは部屋干ししたりしていたのだけど、油断しました。部屋は二階だったのに、ここまでよじ登って盗る人がいると思うと、ここで暮らすのまで怖くなってきちゃったよ…。

■ポイント
まず女性であれば、下着を外から見える場所に干すのはNG。できれば下着だけでも、外に干すのは避けましょう。また、朝から晩まで洗濯物を干しっぱなしというのも「部屋に誰もいません」ということをアピールしているようなもの。帰宅が遅くなりそうなときは、部屋干しにしておくのが安心です。

一度下着泥棒などに遭ってしまうと、盗まれたことのショックよりも、そこで暮らすのが怖くなり、安心して生活できなくなってしまうという場合もあります。下着泥棒に遭ってから、不安で引っ越しをしたという一人暮らし女性もいます。「誰かが見ているのかもしれない」「狙われているのかもしれない」とビクビクしながら暮らすのは居心地のよくありません。そうならないように、一人暮らしに慣れてきても油断せず、手間であっても安全を優先したいものです。


深夜の駅からの帰り道、誰かがついてきている気がする…

夜道

夜道は危険。それは誰もがわかっていること。では、危険が近づいている気がしたら、どうしたらいい?

その日は残業があり、職場から家に向かうころには深夜になっていました。最寄駅に着いたころには、駅前の店は全部閉まり、人通りも少ない状態。大通りから路地を曲がり、家へと向かう途中で、後ろを歩く足音に気づきました。

最初は「たまたま自分が行く方向と一緒なのだろう」と思っていましたが、私がペースを上げると、後ろの足音も早くなります。ゆっくり歩いても、追い越していく気配はありません。もしかして、つけられている? そう思うと怖くなって、脇目もふらず、急ぎ足でまっすぐ家へと向かいました。その後もついてきていたのかどうかわからないのですが、とても怖かったです。

■ポイント
夜道で「誰かにつけられている?」と思ったとき、できるだけ早く家に帰った方がいいように思うかもしれませんが、自宅の場所まで知られてしまうのはかえって危険な場合もあります。できるだけ街灯や人通りの多い道を選んで帰るようにするのは当然ですが、危険を感じたら、慌てて帰るより別の道を通って駅や交番のある方へ向かったり、深夜まで営業しているコンビニやスーパーなどにいったん入ったり、タクシーがつかまるようであれば乗ってしまうなど、自宅までつけられることのないよう気をつけましょう。

また、自宅まで辿り着いても、エレベーターや玄関ではもたもたしないこと。ほっとして気が抜けてしまいがちですが、エレベーターに乗りこまれて襲われたり、玄関でカギを開けた瞬間に部屋に押し込まれたりといったケースはよくあります。エレベーターに乗るときには周囲をよく確認し、自分の部屋とは違う階を押して、あとは階段で移動すると部屋が特定されにくくなります。玄関前ですぐに鍵を取り出せるように準備をしておき、部屋に入ったら、すぐに施錠。そのあとで鞄を置いたり、靴を脱いだりしましょう。
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