理学療法士/理学療法士試験の問題傾向と対策

理学療法士(PT)試験のおすすめ参考書(3ページ目)

国家試験の参考書は数多く販売されています。その中で私独自の視点からオススメする書籍をいくつかご紹介します。

野田 卓也

執筆者:野田 卓也

理学療法士試験ガイド

基礎学の再復習にオススメする参考書

国家試験過去問題を解く上で大切なことは、問題の正誤だけでなく、問題で問われた内容から知識を派生させる事です。選択肢の中で、正しいなら正しい理由は何か?間違っているなら間違っている理由は何か?それを明確に答えられなくてはならないですし、解答以外のことも関連して調べる必要があります。そういった時に、基礎学の知識を復習するのは、最も大変なことです。そこでオススメしたいのが病気がみえるシリーズです。

病気がみえるシリーズはクエスチョンバンクと同じメディックメディアという出版社から出ており、イラストが豊富です。クエスチョンバンクで過去問の解説を理解したら、関連した事を、病気がみえるで調べるといった流れをもつと頭に入りやすいと思います。ただ、シリーズがたくさんありますので、全ての購入は困難かと思います。優先として欲しいものはvol.7の脳・神経になると思いますが、呼吸器系や循環器系も苦手な方が多い分野ですので、ご自分の弱点に沿って購入されるのが良いかと思います。

参考書購入の前にしたいこと

わからないと参考書が欲しくなるというのは当然のことです。しかし、購入の前に手元にある教科書や資料を自分がどれだけ目を通したのか?を考えるようにしましょう。良い参考書を購入しても使わなければ意味がないです。それと同じように実は手元にある教科書や資料をしっかりと使いきっていない事もあります。「合格への近道は参考書のみにあらず」その事を理解した上で、参考書を使いこなすと合格への道は容易になると思います。


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