各損害保険会社の火災保険のポイント
火災保険商品の特徴は？
■タフ・すまいの保険（あいおいニッセイ同和損保）
補償内容の異なる3つのプランから選択。 必要に応じて水災・風災・雪災・雹災の免責金額を変更することが可能です。
■スイートホームプロテクション（AIU）
火災・落雷・破裂・爆発を基本にそれ以外の補償を自分で選択ができます。水災の補償に3つのプランから選択可能。耐火性能割引、オール電化住宅割引、発電エコ住宅割引、新築物件割引、ノンスモーカー割引など割引制度も多いです（建築年割増もあり）。支払い条件の複雑な水災補償について損害額の100％を補償するプランがあるのも特徴。
■セコム安心マイホーム保険（セコム損保）
ホームセキュリティ割引を適用することが可能で火災保険料が約13～31％軽減されます。ホームセキュリティのシステムが入っている建物にはマッチングします。ホームセキュリティ割引、オール電化住宅割引、耐火性能割引があります。
■じぶんでえらべる火災保険（セゾン自動車火災）
火災、落雷、破裂・爆発を基本補償にその他補償を自分で選択する火災保険。補償を減らす場合は減らして大丈夫か確認することが必要です。2013年6月1日以降の契約は、該当する補償を付けないと、1個・1組が30万円を超える貴金属や美術品等は対象外です。
■ほ～むジャパン（損保ジャパン）
評価済保険の導入により、契約金額を限度に損害が補償。地震火災特約を付帯することで、地震が原因の火災の損害を地震保険と併せて最大で火災保険金額の100％にできます。マンションの場合は水災を不担保にするプランあり。2014年9月に日本興亜と合併、商品改定予定。
■トータルアシスト住まいの保険（東京海上日動）
すべての補償に共通する免責金額を共通設定します（ゼロも可能）。事故防止アシスト、メディカルアシスト、緊急時助かるアシスト、住まいの選べるアシストという4つのアシスト付き。
■住宅安心保険（日新火災）
罹災時安心サポートで火災や爆発事故の場合、希望すれば連絡の翌営業日までに専門家が罹災現場に駆け付けてくれます。火災や破裂・爆発事故などが発生した場合には、臨時費用保険金のうち10万円が現金で先行して支払い。
■フルハウス（日本興亜損保）
再調達価額を基準にした火災保険でスタンダードプランと保険料の安いスリムプランがあります。またオプション付帯の個人賠償責任の補償には示談交渉サービスが付帯。消火設備割引（併用住宅のみ）あり。風災・雹災・雪災は自己負担のないタイプの選択も可能です。2014年9月に損保ジャパンと合併、商品改定予定。
■未来住まいる（富士火災）
補償の異なるプランが6つあり最多。オプションの未来住まいるG3（個人賠償責任特約、類焼補償特約、法律相談費用及び弁護士費用等担保特約）を付帯すると日弁連弁護士紹介サービスが付帯されます。WEB申込割引あり。
■GK すまいの保険（三井住友海上）
住まいやライフスタイルに応じたプランが複数用意されており、その中から自分に合ったプランを選択する火災保険。また補償内容を充実させる特約も多数あるのも特徴。
このように火災保険も各社さまざまです。また各社補償内容を選択するタイプがありますが、一つ一つの補償を付けたり外したりできるわけではありません。例えば風災・雹災・雪災は通常補償として一つです。風災は必要だが、雹災や雪災は不要というような選択はできません。
以前よりは多少こうした個々の住まいを取り巻くリスクの状況を考慮して補償を選べるようになってきてはいますが、完全に選び付けできるわけではない点は理解しておきましょう。
免責金額を設定も自由度が高まっているので、保険料を節約したいなら細かい修理は自分でする前提で、免責金額の設定をすることも方法の一つです。
近年、自然災害の被害も多いですから、自分の住んでいる地域のリスクを確認して補償の付帯や免責金額の設定を検討してください。今年についてはまずは地震保険の改定にどう対処するかが大きな検討課題です。
◇関連記事
2014年の保険料値上げで地震保険は変わるの？
火災保険、費用保険金に目を向けてみよう
