洋物も和物も上演し、女性だけが演じる世界に類のない劇団。多くのスターを輩出し、日本の演劇界のみならず、海外にまで影響を与えてきました。
宝塚大劇場
第二次世界大戦では公演中止を余儀なくされ、誰もが存続の危機を感じました。劇場の火災も幾度となくありました。また阪神淡路大震災でも、劇場損壊で公演中止となり、窮地に立たされました。
時代の流れの中、空席が目立つ時期もありました。「宝塚は潰れるかも……」そんな噂が流れた時期もありました。
それでも幾多の困難を乗り越え、こうして100周年を迎られるのは、宝塚歌劇団生徒(タカラジェンヌ)やスタッフ、携わった人々の努力の賜物であり、それ以上に、宝塚を愛し応援して下さった多くのファンの方々のお力だと感じます。ありがとうございます。
さて、華やかな100周年記念イベントが予定されています。
4月5日(土)、宝塚大劇場にて100周年記念式典が行われます。宝塚歌劇団の至宝、専科の松本悠里、トップオブトップで同じく専科の轟 悠による祝舞や、緑の袴姿の全生徒による合唱が行われます。これには、多くの関係者、元タカラジェンヌも客席にて出席することでしょう。
それを挟み、4日(金)と6日(日)には、宝塚大劇場にて「宝塚歌劇100周年 夢の祭典『時を奏でるスミレの花たち』」が上演されます。100年の歴史を辿ると共に、各組トップコンビ(花組・蘭寿とむ&蘭乃はな,月組・龍真咲&愛希れいか,雪組・壮 一帆&愛加あゆ,星組・柚希礼音&夢咲ねね,宙組・凰稀かなめ&実咲凜音)によるダンスや、第一回公演『ドンブラコ』の再現(主役・桃太郎役は専科・轟 悠)などが予定されています。
またこのイベントには、90名もの元トップスターが出演します。その錚々たる顔ぶれは……
4月4日(金)18:00~
寿美花代、有馬稲子、眞帆志ぶき、朝丘雪路、加茂さくら、八汐路まり、甲にしき、古城都、郷ちぐさ、鳳蘭、大地真央、剣幸、日向薫、紫苑ゆう、こだま愛、安寿ミラ、毬藻えり、黒木瞳、涼風真世、真矢みき、麻路さき、高嶺ふぶき、久世星佳、真琴つばさ、鮎ゆうき、白城あやか、花總まり、安蘭けい、春野寿美礼、朝海ひかる、貴城けい、大鳥れい、舞風りら、ふづき美世、紫城るい
4月6日(日)13:00~
初風諄、南原美紗保、榛名由梨、汀夏子、鳳蘭、安奈淳、高宮沙千、松あきら、瀬戸内美八、順みつき、上原まり、東千晃、麻実れい、若葉ひろみ、美雪花代、真矢みき、一路真輝、えまおゆう、姿月あさと、湖月わたる、安蘭けい、春野寿美礼、朝海ひかる、檀れい、水夏希、森ほさち、大和悠河、真飛聖、紺野まひる、彩乃かなみ、音月桂、遠野あすか、白羽ゆり、陽月華、桜乃彩音、蒼乃夕妃、野々すみ花、舞羽美海