街の中心プエルタ・デル・ソル周辺
華やかなスペイン王室の生活が垣間見られる王宮
この辺りで訪れたい場所といえば、マヨール広場。四角い広場を囲むように17世紀に建築された住宅の階下には、バルやカフェが立ち並び、大道芸人が集まる、マドリードで最も活気がある広場の1つです。広場には9つの門があるのですが、最も有名なのは「クチジェロスのアーチ」と呼ばれる広場の南西にあるアーチ型の門。昔は包丁店が多い通りで、今はレストランやバルが並ぶクチジェロス通りに通じています。
もう少し足を伸ばして訪れたいのが王宮。1743年に創建され、後に火災で損害を受けたものの1764年に再築された歴代の王家の宮殿です。一般に公開されている部屋の中で見所は1766年に完成した「サロン・デル・トロノ」。金で彩られた家具とカラバッジョ、ゴヤ、ベラスケスという当時の花形画家たちの絵画コレクションは圧巻です。その他、「ラ・レアル・アルメリーア」という8世紀からの王家の武器のコレクションでは、珍しい中世の時代の武器が展示されています。
<DATA>
■プエルタ・デル・ソルからマヨール広場までのアクセス:プエルタ・デル・ソルからマヨール通り(Calle Mayor)を約8分、左手
■プエルタ・デル・ソルから王宮までのアクセス:プエルタ・デル・ソルからアレナル通りを約15分オリエンテ広場の隣。地下鉄2、5号線Opera駅徒歩5分