お正月の遊びはこれで決まり!かるたと凧の絵本
普段は、テレビやゲームであそぶ子どもたちも、お正月は、羽根つきやすごろく・福笑いなど、みんなで遊ぶ日本古来の遊びの面白さを再発見しているかもしれません。絵本にも、そんな伝統的な日本のお正月の遊びをテーマにした作品がたくさんあります。そんな中から、読んですぐ、みんなで遊べる楽しい作品を2つご紹介します。■いろはのかるた奉行
もしも、あなたが「かるたなんて古臭くて面白くない……」と思っているなら、きっとこの作品を読んだことがないに違いありません。『いろはのかるた奉行』は、江戸時代のいろはかるたと、かるた奉行が考えた現代のいろはかるたを一緒に紹介した爆笑必至の絵本です。
例えば「花より団子」のページには、新かるたとして「鼻からタンゴ」が紹介されています。そんなバカな……と怒るなかれ。「鼻からタンゴ」の解説には、「人生は何がおこるかわからん。思いもよらぬことがおきても、けっしてうろたえるな」と書かれています。家族みんなで大笑いしながら、人生の役に立つ考え方も同時に学べる(?)ちょっぴりお得な、おすすめ絵本なのです。
詳しくはこちらでどうぞ → 笑いのセンスが磨かれる『いろはのかるた奉行』
■スーパーのレジぶくろでつくる ほねなしカイト
寒さに負けない元気いっぱいの子どもたちにとっては、凧揚げもまたお正月には欠かせない遊びです。美しい絵が描かれた市販の凧もよいのですが、もし凧を手作りできたら、凧揚げがもっと楽しいものになるでしょう。
そんな時は、この絵本がお役に立ちます。ほねなしカイトと呼ばれるこの凧は、スーパーのレジ袋と凧糸だけで作れます。絵本では、その作り方だけでなく、ほねなしカイトが揚る仕組みや上手な揚げ方まで、きちんと説明されていますから凧初心者のお子さんでも、すぐに凧揚げを楽しむことができるでしょう。
福音館書店の月刊誌『かがくのとも』から生まれた科学絵本です。
詳しくはこちらでどうぞ → レジ袋で作って遊ぼう『ほねなしカイト』