時短生活/調理を時短するコツ

スープジャーで本格かつお出汁が超簡単

生米にお湯を注ぐだけで、3時間あれば簡単におかゆができちゃう! と、その保温機能を調理に使ったガイドのスープジャーレシピも、レシピ本の出版後、類書がたくさん出てすっかり定着した感が。今回はそのスープジャーを使って、本格的な出汁取りに挑戦してみましたよ!

ももせ いづみ

執筆者:ももせ いづみ

時短生活ガイド

お雑煮の出汁もスープジャーで簡単に1人分

かつお出汁

手間がかかる本格かつお出汁が、スープジャーでお湯を注ぐだけでできちゃう!

関東のお正月といえば、かつお節と昆布で丁寧にとったお出汁の味が命。とはいえ、本格的な出汁をちゃんと取ろうと思うと、とても手間がかかるのも事実です。昆布は前の晩から水につけておく。その水をゆっくり煮立て、昆布のうまみを強火で引き出したところで、差し水をしてお湯の温度を下げ、花かつおを投入。あとは決して煮立たせず、ゆっくりとさらしで漉して一番出汁を取る、というのが正しい出汁の作り方。忙しい人はこんな手間もかかることがなかなかできないので、ついインスタント出汁に頼ることに。

でも! こんな手間のかかる本格出汁取りも、スープジャーの保温調理を利用すれば、お湯と材料を入れるだけでいとも簡単にできてしまうのです! しかも、保温でじっくり味を引き出すので、驚くほどの美味しさ。

方法はとても簡単。材料とお湯をスープジャーに入れて放置しておくだけです。コツは、花かつおではなく、厚削りのかつお節を使うこと。これにより、わざわざ出汁を漉す手間がいらず、濃厚な出汁を作ることができるのです。以下を参考に作ってみてくださいね。

材料 1人分
  • 昆布 5cm(約5g)
  • 厚削りかつお節 5g
  • 塩 お好みで
  1. 昆布は乾いた布巾で軽く表面を拭き、厚削りかつお節と一緒にスープジャーに入れる
  2. 湯を注ぎ、ふたをきっちりしめて、上下に数回ひっくり返す
  3. 1時間ほどから頂けるが、3時間ほど置くとさらに旨味が引き出される。飲むときに味を見て、薄ければ塩を少々加える。素材が味がじっくり引き出されるので、最初はなるべく塩なしで味わってみて

     

本格出汁には美容成分もたくさん!

お吸い物

本格かつお出汁で作るお雑煮やお吸い物は絶品! さらにアンチエイジングの効果も!

300mlのスープジャーを使えば、2人分のお雑煮の出汁が取れます。あとはお餅を焼いてお椀に入れ、焼き麩や青菜を添えれば、簡単お雑煮の出来上がり! お正月、仕事で時間があまりないという人でも、本格出汁のお雑煮で、気分は晴れ晴れお正月! 

ちなみに、フコダインを含む昆布と、うまみ成分イノシン酸が豊富なかつお節のコンビは、アンチエイジングの強い味方。できれば3時間ほどおくと、じっくり抽出されて風味が深まります。かつお節はそのまま具として食べてしまえば、さらに効果アップ! 日本の伝統的な出汁の素材は、アンチエイジングの強い味方でもあったんですね。

このように、スーパーなどで気軽に手に入る乾物を使って、美容や健康にもよいスープを簡単に作ってしまおう! というレシピが満載なのがガイドのこちらの本。ほかのレシピもいろいろぜひいろいろ試してみてください。

 

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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