HONDA(ホンダ)/ホンダの車種情報・試乗レビュー

広い室内と使いやすい荷室が光るホンダN-WGN(3ページ目)

N BOXで大ブレークを果たしたホンダの「Nシリーズ」。第4弾となるN-WGNは、軽自動車の王道といえるハイトワゴンに満を持して投入された。ムーブとワゴンRという二強を凌駕するのか注目だ。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

N BOXよりも明らかに上質な走り

ホンダN-WGNエンジン

標準車、カスタムともにNAとターボエンジンを設定。トランスミッションはCVTのみ。ターボにはフロントスタビライザーが備わる

使い勝手は最近の「Nシリーズ」らしい工夫満載な点に感心させられたが、走りはホンダらしく気持ちのいいものに仕上がっている。

全高がライバルよりも高いのに腰高な印象はなく、58ps/7300rpm、65Nm/4700rpmのNAエンジンでも普通に走る分にはパワー不足を感じさせず、首都高速でも流れに乗ることが可能だ。

NAでも不足はないが、ターボは速くてしっかり

ホンダN-WGNフロントシート

フロントシートは全車ベンチタイプで、ベージュの標準車はトリコット、N-WGN カスタムGはジャージ、写真のカスタムのG・AパッケージとGターボパッケージはプライスムース&ジャージになる

少し流れをリードしたい時には、NAエンジンならECONスイッチをオフにすれば十分で、64ps/104Nmのターボであれば余裕十分の走りを披露する。首都高速くらいの速度域ならパンチ不足とは無縁だ。

また、N BOXから進化を感じさせるのが足まわりを含めた乗り心地で、しっかりしたボディの剛性感も好印象。N ONEのようにスポーツカーのような軽快なフットワークとはいかないが、N-WGNはN BOXの登場から短期間でも走りを大きく進化させているのが実感できる。

N BOXで顕著だったピッチングやロールの大きさがよく抑えられており、ロードホールディングも良好だから安心してコーナーをクリアできる。よりしっかりしたフットワークを楽しめるのは、フロントスタビライザーを備えるターボだが、NAエンジンも高速道路の法定速度内くらいであれば不安になるほどではない。

次ページは、ライバルとの比較について
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます