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痩せない原因はひょっとして体内機能の低下のせい?

何を頑張ってもちっともやせないという女子は、ひょっとしてそれは体内機能の低下が原因かも! 多くの女性が見落としがちな体内機能低下太りについてご紹介!

執筆者:阿部 エリナ

痩せない原因はひょっとして体内機能の低下のせい?

食事制限をしても、毎日運動をしても、話題のダイエット食品を使っても痩せない……。あらゆるダイエット方法を試しても体重は減らずなぜか体重が少しずつ増えている……という人は、体内機能が低下しているのかもしれません。ダイエット個別指導の中で見えてきたのは、現代女性の太る要因は実は食べ過ぎや運動不足よりも、体内機能の低下によるものが大きい、ということです。太る原因は、実はあなたが気付かないところに潜んでいるかもしれません。

体内機能低下のサイン

自律神経やホルモンなど、体内の様々な機能の働きが低下すると、カラダ本来が持っている脂肪燃焼の作用が衰えることで太りやすくなってしまいます。ここでは、その体内機能低下のサインとなるカラダの変化を挙げます。太った原因・痩せられない原因がわからない人は、下記のようなサインが出ていないか確認してみてくださいね。

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体内機能の低下はダイエットに大きな影響を及ぼす!

●月経サイクルが遅れる・止まっている

定期的に来ていた月経が遅れるようになったり無月経になったら、脳下垂体あるいは卵巣の機能が低下して女性ホルモンのバランスが乱れているサインです。女性ホルモンのバランスは脂質の代謝に関わっているため、これらのような月経トラブルが起こると太りやすくなります。また、抜け毛が増えるのも女性ホルモンが乱れているサインです。このようなサインが出ているときは体に脂肪がつきやすくなっています。

●睡眠トラブル

ベッドに入ってもなかなか寝付けない、寝ても途中で何度も目が覚めてしまう、朝早くに目が覚めてしまう、熟睡できないなどの睡眠トラブルは、自律神経のバランスが乱れているサインです。自律神経は、カラダを元気な状態にする交感神経と、カラダをリラックスさせる副交感神経がそれぞれバランスよく働くことでカラダの様々な機能を維持していますが、そのバランスが崩れると、疲労が蓄積していつも疲れたり不安感に襲われたり、頭痛、めまい、動悸といった様々なトラブルが出てくるようになります。睡眠トラブルはその1つの症状です。睡眠は筋肉を作ったり脂質の代謝に関わっているため、睡眠の質が悪くなると太りやすく痩せにくい体質になってしまいます。

●食欲の増大

いつも食べることばかりを考えたり、いったんスイッチが入ってしまうとお腹がいっぱいになっても食べ続けてしまうなどの食行動の変化は、ストレスがたまっているサインです。ストレス太りという言葉があるように、仕事のストレスや人間関係のストレスなど、長期にわたってじわじわと感じるストレスは食欲の増大を招きカロリー摂取が増えることで体重が増えてしまいます。食べることでそのストレスを緩和させようという機能が働いてしまうために起こります。

●嗜好の変化

以前は甘いものを好まなかったのに、お菓子が大好きになってたくさん食べてしまうという食行動の変化も食欲の増大と同じく、ストレスがたまっているサインです。男性はストレスを飲酒で緩和させる傾向があるのに対し女性は甘いものでストレスを緩和させる傾向があります。1日150~200kcal内の間食であれば問題ありませんが、それ以上に食べてしまい、かつチョコレートやスナック菓子など甘いものばかりを集中的に食べるようになったのであればストレスが関係している可能性が非常に高いでしょう。本来、栄養バランスの良い食事をしていればお菓子への欲求も少しずつおさまってくるものですが、バランス良い食事をしているにも関わらずお菓子の量が増えているのであれば、それはストレスがたまっているサインです。

●下痢と便秘を繰り返す

便秘になったり、下痢と便秘を繰り返すことが多い人は腸の働きが低下しているサインです。腸内の働きが悪いと栄養バランスの良いものを食べても吸収が悪く代謝も低下するため、太りやすくなります。便秘は食物繊維の不足や運動不足も原因ですが、特に便秘と下痢を繰り返すようであれば、ストレスが原因になっているので要注意です。


体内機能低下の原因と対策

体内機能の低下で特にダイエットに関係しているのは上記5項目ですが、それを招いている一番の原因はストレスです。仕事や人間関係のストレスだけではなく、仕事が忙しく常に時間に追われていて心身ともにゆっくりカラダを休める時間がないことも、心身に負担をかける大きなストレスになっています。自分では「ストレスは感じない」「ストレスに強い」と思っていても、カラダの中では悲鳴を上げていることもあります。カラダの声に耳を傾けて、体内機能が低下しないように適度に心身を休める時間を作ることを意識して行っていきましょう。

就寝の1時間半前に半身浴を行ったり、寝具の見直しを図ったり、好きなアロマの香りを炊いたり、何もしない時間を作って読書や趣味の時間にあてたり、散歩をする習慣を身につけたり、山へ友人とハイキングに出かけるなど、「ホッ」とする時間を作ることも心身のリラックスにつながり体内機能を活性化させます。仕事に熱中しすぎずに息抜きをすることも大切です。ストレスがカラダに与える影響は大きく、それが太る原因になっているということを覚えておくだけでも日々の意識が変わってくるでしょう。

ダイエットというと食事を減らしたり運動量を増やすことばかりに意識を向けがちですが、ストレス社会と言われる現代人は、心身の休養のためにストレスの解消に努めることが実は一番大切です。特に女性はストレスの影響を受けやすいので、体内機能低下のサインが出ていないか常にチェックするようにしましょう。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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