航空券/LCC(ローコストキャリア)

グループ力で勝負!ジェットスターの魅力を再点検(3ページ目)

いまや有力な空の選択肢となったLCC。ジェットスターは、日本に初めて上陸したオーストラリア生まれのLCCです。2012年からは国内線も就航を開始し、12月10日からは成田=高松線もスタートしたジェットスター。グループ全体の魅力を探ってみました。

三田村 蕗子

執筆者:三田村 蕗子

航空券・飛行機ガイド

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気になるのが、定時運航率です。「LCCが遅延した、運航も取りやめた」なんてニュースを耳にしたことはありませんか。実際はどうなのかといえば、ジェットスター・ジャパンの就航から1年の平均定時運航率は83%。JALやANAの94%と比べると低いことは確かですが、数字は着実にアップし、2013年5~9月は90%以上をキープしています。

当初は機材数が少なったため、少しでも遅れるとそれが段々積み重なって、遅延につながっていましたが、いまでは保有機材数は18機。定時運航率は確実に改善に向かっています。

改善点はほかにも見られます。
「日本に根ざした企業になるべく、日本のマーケットにあった取り組みを進めています。ホームページも、デザインを変更したり、各ページのコンテンツがわかりやすいようにアイコンをトップに設置するなどして、改良を適宜行ってきました。ただ、ジェットスターはもともと人件費が高いオーストラリアで生まれて育ったLCCなので、いかにコストを下げるかについては、他のアジアのLCCとはビジネスモデルが違います。例えば、人件費が安い国だと、荷物を機内に積み込むときも人海戦術で行うことができますが、オーストラリアでそれをやると高くつくので、コンテナへの搭載やITを駆使して効率化を図っています。飛行機のプッシュバック(押して後退させること)もリモコン操作の可能なパワープッシュユニットを使用すれば一人でできますから。最初に設備に投資をして、低コストで運航できる方法を作り上げるのがジェットスター流なんです」(片岡支社長)。

高コスト体質の国で生まれたからこそ、知恵を絞って「安く維持する方法」を構築したLCC。それがジェットスターといえるでしょう。

2013年12月10日からは成田=高松路線もスタート。現在は、成田をベースに新千歳、福岡、那覇、関西、中部、大分、松山、鹿児島、高松の国内10都市14路線に飛んでいます。大分や鹿児島の温泉地に手軽に行きやすくなったのはうれしい限り。讃岐うどんの本場の味を体験にちょっと飛行機で――なんてこともできるようになりました。

ラッキーフライデーセール

恒例となったラッキーフライデーセールに注目!

ジェットスターはお得な価格も頻繁に打ち出しています。ほぼ毎週、金曜日には「ラッキーフライデーセール」と銘打って、国内および国際線を対象に、ときには片道990円のチケットも発売してますから、これを見逃す手はありません。

「ジェットスターを安く利用するなら、まずメルマガ会員になることをお勧めします。これでお得な情報をチェックしてみてください」と片山支社長。ジェットスター香港が日本に就航を開始すれば、人気の都市・香港にもぐっと行きやすくなりますね。ジェットスターの総合力がますます充実することを期待しましょう!

<公式サイト>
Jetstar
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