ノスタルジックな秘境 豊平峡温泉

豊平峡温泉入口

札幌からわずか1時間 豊平峡温泉

札幌市中心部から南へ車を走らせること1時間。山々に囲まれた渓谷にある温泉街、定山渓温泉は「札幌の奥座敷」とも言われ、札幌市民はもちろん、道外や海外からの観光客にも人気のスポット。団体客も収容可能な大型ホテルからこじんまりとした旅館まで、宿泊客のニーズに応えたさまざまなタイプの宿があるのも魅力です。知名度の高い定山渓温泉も良いのですが、私のおすすめは、ここからさらに5分ほど進んだところにひっそりと佇む「豊平峡温泉」です。

内風呂

内風呂 (c)豊平峡温泉

おすすめポイントは、札幌でも珍しい100%源泉かけ流しであること。そして、昭和初期にタイムスリップしたかのようなノスタルジックな雰囲気。学生時代の合宿で泊まったことがありそうな、懐かしさいっぱいの木造の建物の廊下を奥へ奥へと進んで行くと、内風呂と露天風呂が。内風呂に一歩足を踏み入れると、鍾乳洞のように層になった床の形状に驚きます。湯の花が織り成す自然のアートに、温泉好きは心躍ること間違いなしです。

露天風呂

露天風呂 (c)豊平峡温泉

四季折々の自然を眺めながら楽しめる3つの大露天風呂は、200人が入浴できるという広さ。冬に訪れた際には、ぜひ雪見温泉を体験してみてください。「寒そう!」と思われるかもしれませんが、カラッと晴れた日よりも雪の日の方が体感的には少し暖かく感じられるんですよ。何より、薄めず・沸かさず・循環させずの「本物のお湯」が持つ温泉の効能で、すぐに身体がポカポカしてくるので、雪の中でも心配いりません。


温泉のあとは本格インドカレーをご賞味あれ!

インドカレー

豊平峡温泉名物のカレー チキンカレーとナンのセット700円


カレーのショーケース

ONSEN食堂では、本場インド人のシェフがカレーを作る

豊平峡温泉でのもうひとつの楽しみが、併設されたONSEN食堂で味わう本格インドカレー。温泉の入り口に書かれた「インド料理」の文字と、扉を開けてすぐに目に飛び込んでくるタンドールに、「どうして温泉でカレー?!」と最初は驚きますが、一度味わったらクセになりますよ。特に、ナンの美味しさといったら! 外はパリッと、中は柔らかくしっとりとした歯触りで、ほのかな甘みがスパイシーなカレーにピッタリです。カレーの辛さは5段階から選べ、甘口はほとんど辛さを感じないので辛い物が苦手な方でも大丈夫。また、カレーの他にも、十割そばや生ラムジンギスカンなどのメニューもあります。

 

日本庭園

ONSEN食堂の窓から見える日本庭園

このONSEN食堂の窓の向こうには、美しい日本庭園が広がっていて、春夏秋冬さまざまな風景を見せてくれます。夏は窓を開けて風を感じながら、冬は雪景色の中から湯けむりが立ち上るのを眺めながら、お風呂上りにカレーを味わう……。こんなシチュエーション、日本全国どこを探してもないのでは? 札幌を訪れた際には、ぜひ豊平峡温泉で、ここでしかできない体験をしてみてくださいね。

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豊平峡温泉
住所:北海道札幌市南区定山渓608番地
TEL:011-598-2410
営業時間:平日10:00~0:00
              日曜・祝日9:00~0:00
入泉料:おとな1000円 こども500円
アクセス:JR札幌駅から、じょうてつバス「豊平峡温泉行き」で約1時間
札幌プリンスホテル前から1日1便無料送迎バスあり
ホームページ:www.hoheikyo.co.jp/
地図:Yahoo!地図情報