子育て/子育てに役立つ最新心理学

実は育児のカギ! 裏メッセージが子供の心を育てる(2ページ目)

子どもは、「表メッセージ」よりも「裏メッセージ」で学ぶ。だから「裏メッセージ」を意識した子育てをすると、子供の心をスクスクと育てることができます。子供の心育てに役立つ、クオリティーの高い裏メッセージとは?

佐藤 めぐみ

執筆者:佐藤 めぐみ

子育てガイド

大事なのは、表メッセージと裏メッセージのギャップをなくすこと

裏メッセージはその質がポイント

裏メッセージはその質がポイント

「すぐに行くよ」と言いつつ、すぐに行かないよりは、「今、手が離せないから、100まで数えて待ってて!」と少し待たせてしまっても、100秒後にちゃんと行ってあげる方が良い裏メッセージ。

つまり、返事だけ良くて、行動が伴わない、これが悪い裏メッセージなんですね。

「えっ? 返事だけ良くて、行動が伴っていない?」

どこかで聞いたことのあるフレーズですね。「さっきもうちの子にそう言ったばかりよ」とおっしゃるママもいらっしゃるかもしれません。

ママが裏メッセージを介して、「空返事」を繰り返していくと、子供達は、「言ったことは守らなくてもいいんだ」と受け取るようになり、それを自分でも取り入れるようになってしまいます。このように、裏メッセージによる影響は、1回だけのことではなく、その後、尾を引いてしまう傾向があるのです。普段から、「言葉で言っただけで、言いっぱなしにしていないかな?」と気にかけてみてください。


質の良い裏メッセージが子供の心を育てる

ポイントをまとめると、
  • ママが言葉で伝えるのが「表メッセージ」
  • 子供が実際に何を受け取ったものが「裏メッセージ」
  • ポイントは、いかに質の良い裏メッセージを子供に送れるか
質の良い裏メッセージは、子供の心育てに多大な影響を与えてくれます。

「ママは言ったことを、守る人だ」

人間としてこれほど正直で誠実なことはありませんね。質の良い裏メッセージは、子供の心をスクスクと育ててくれます。裏メッセージを意識した子育て、ぜひ取り入れてみてください。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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